非心臓手術を受ける小児の周術期死亡率予測における小児リスク評価スコアの前向き外部検証

・周術期死亡の危険性が高い小児を早期に特定することで、転帰を改善できる可能性がある。しかし、十分に検証されたリスク予測ツールが不足している。小児リスクアセスメント(PRAm)スコアは、非心臓手術を受ける小児患者における周術期の死亡リスクを予測するための新しいモデルである。それは米国外科学会手術の質改善プログラム(ACS-NSQIP)小児科データベースから生成された。本研究で、著者らは、1 つの大規模施設で PRAm スコアを外部検証することを目的とした。

・PRAm スコアは、三次医療小児病院で 2017 年 7 月から 2018 年 7 月までに非心臓手術を受ける年齢 18 歳以下の小児に一次麻酔チームによって前向きに割り当てられた。主要評価項目は、30 日間の死亡率を予測する PRAmスコア の能力であった。識別能力を調査するために ROC 曲線下面積を利用した。カットオフを変えたときの感度と特異度を検討した。30 日死亡率を予測するための最適 PRAm カットオフを調査するために、Youden J 指数とグレーゾーンアプローチを適用した。

・外部検証コホートに含まれる 13,530 例のうち、30 日死亡率の発生率は 0.21%(29/13,530)であった。PRAm スコアは、曲線下面積(AUC)が 0.956(95%信頼区間[CI]、0.938-0.974;P<0.001)で 30 日間の死亡率を予測することがわかった。Youden J 指数では、最適 PRAm スコア閾値が ≧5 と決定され、感度 86%、特異度 91% であった。グレーゾーンは、PRAmスコア 4 または 5(それぞれ、感度または特異度<90%)の患者の 6.93%(938/13,530)で、死亡リスクが決定的でないことを確認し、したがって、最適な ORAm スコアの最適カットオフ点と、≧6 に絞り込んだ。ASA-PS≦3(0.06%、8/13530)の患者の死亡発生率は、ASA-PS ≦3 かつ PRAm スコア≧6 の患者では、8 倍に増加した。

・PRAm スコアは、非心臓手術を受ける小児患者の周術期死亡リスクを予測する優れた能力を持ち、臨床医が簡単に使用できる単純で客観的なツールである。PRAm スコアの適用は、乳児や小児に提供されるケアの安全性と質、そして小児医療システムにおける医療資源利用に重要な意味を持つ可能性がある。

[!]:非心臓手術を受ける小児の死亡リスクを予測する PRAm スコアは有用であると。

【出典】
Prospective External Validation of the Pediatric Risk Assessment Score in Predicting Perioperative Mortality in Children Undergoing Noncardiac Surgery.
Anesth Analg. 2019 May 9. doi: 10.1213/ANE.0000000000004197. [Epub ahead of print]

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