全身麻酔後の陰圧性肺水腫症例報告と文献レビュー

・陰圧性肺水腫(NPPE)は危険な臨床的合併症であり、麻酔抜管後の回復期間中の迅速な診断と処置なしには命を脅かす可能性のある重大インシデントである。

・25 歳の女性が内視鏡的甲状腺摘出術を受けた。抜管後、患者は喘鳴を伴う高い気道抵抗を伴う急性呼吸窮迫を発症し、酸素飽和度(SpO2)は 70% に低下した。陽圧マスク換気にて、彼女の状態は安定していた、SpO2 99%。しかしながら、患者は、外科集中治療室(SICU)に搬送された 30 分後に、びまん性両側性ラ音を伴うピンク色の泡状痰を発症した。

・診断は陰圧性肺水腫。患者は持続的気道陽圧法(CPAP)による補助換気を受け、フロセミド 20mg が静脈内投与された。術後日(POD)2 日目に彼女の状態は安定し、CT スキャンで肺水腫が消失したことを示した。患者は 6 日後に退院した。その後 4 週間中に異常は観察されなかった。

・教訓:通常、NPPE の発症は急速であるが、個人差もあり、NPPE は依然として困難な問題である。モニタリング、診断、治療における警戒の強化は、悪化とさらなる合併症を予防するために不可欠である。

[!]:一番起こりやすいのは、バイトブロックを吐き出してチューブを噛んでしまうこと。すぐに筋弛緩を効かせないと、遅れると肺水腫をきたしてしまう。

【出典】
Negative pressure pulmonary edema after general anesthesia: A case report and literature review.
Medicine (Baltimore). 2019 Apr;98(17):e15389. doi: 10.1097/MD.0000000000015389.

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