修正 Cormack-Lehane 分類の頻度分布:正常気道小児における気管挿管の後ろ向き的集計

・気管挿管時に予期せぬ不良な喉頭鏡像を呈する小児患者は、罹患率と死亡率の増加に関連する可能性のある困難な状況を呈している。本研究の目的は、修正 Cormack-Lehane(MCL)分類の頻度を調査し、予想せぬ気道障害のない大規模小児集団で不良な喉頭鏡視野の変数を明らかにすることであった。

・2007 年 1 月から 2017 年 3 月まで、気管挿管による全身麻酔を受けた患者を部門別麻酔患者データベースで検索した。包含基準は、直接喉頭鏡を用いた気管挿管による全身麻酔、病歴なし、困難気道の症状や徴候がなく、データベースに、得られた最良の MCL 視野が記録されている場合であった。視野不良(MCL IIb、III、IV)に関連した、患者および麻酔関連変数をロジスティック回帰モデルを用いて明らかにした。

・合計で 22 965 人の患者が含まれた。これらのうち、17593 例は一度だけ観察された。最初に観察された MCL 分類 I、IIa、IIb、III、IV の頻度は、それぞれ 90.6%、8.5%、0.86%、0.05%、0% であった。ロジスティック回帰モデルは、年齢と性別がモデルにおける MCL 分類 IIb、III に関連する最も重要な変数であることを示している。MCL 分類 IIb/III の確率は、5~7 歳で減少し、その後再び増加した。

・正常気道の小児では、喉頭鏡視野不良の発生率は非常に低いことがわかった。これらは主に乳幼児と青年期患者に発生し、男性患者の方がよく見られた。

[!]:小児は喉頭が成人よりも上方に位置しているため、喉頭鏡で声門が見えにくいことは成人に比べて圧倒的に少ない。

【出典】
Frequency distribution of modified Cormack-Lehane views-A retrospective audit of tracheal intubation in children with normal airways.
Acta Anaesthesiol Scand. 2019 Jun 4. doi: 10.1111/aas.13387. [Epub ahead of print]

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