気管支ファイバーによる小児患者における air-Q 挿入法の比較

・air-Q ラリンジアルマスク[LMA]は、小児気道の不都合な解剖学的構造にもかかわらず、小児に十分な気道管理を提供する第二世代声門上気道器具[SAD]である。気管挿管のための導管としてそれを評価し、他の SAD と器具の有効性を比較した研究がある。今日まで、2 種類の挿入法、すなわち正中線法と回転法を使用して air-Q を通した喉頭視野を比較した研究はない。そこで、著者らはこれら 2 種類の挿入法を用いて air-Q 位置の気管支ファイバー[FOB]評価を比較することを計画した。

・本無作為化比較試験では、全身麻酔下に仰臥位で定時手術を予定された年齢 5~12 歳、体重 10~30 kg、両性の ASA-PS I/II の 80 人の小児患者を含めた。患者の体重に基づいて適切なサイズの air-Q が、患者に割り当てられた手法を使用して挿入された。

・FOB グレード 1[理想的な位置]は、回転法で 29/40[72.5%]の小児に、古典的正中線法で 19/40[47.5%]の小児に見られた[P=0.04]。air-Q をうまく挿入するのに要した時間は、正中線法[10.2±2.1 秒]と比較した場合、回転法[7.2±1.5 秒]の方が有意に短かった[P<0.001]。合併症は両群で同様であった。

・小児患者で、air-Q の古典的正中線挿入法と比較した場合、air-Q の回転挿入法の方が、気管支ファイバー視野が良好で速い。

[!]:「回転法」は Guedel 経口エアウェイと同様に、最初は前後反対に(つまり 180 度回転させた状態で)挿入して途中で 180 度回転させ(元に戻し)ながら挿入する方法。

【出典】
Comparison of air QR insertion techniques in pediatric patients with fiberoptic bronchoscopic assessment.
Korean J Anesthesiol. 2019 Jun 4. doi: 10.4097/kja.d.18.00367. [Epub ahead of print]

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