気管挿管に対する循環動態反応:マッキントッシュ、マッコイ、C‐MAC ビデオ喉頭鏡の比較

・喉頭の直接視覚化および気管挿管のために最も一般的に使用される器具はマッキントッシュ、マッコイ喉頭鏡である。間接喉頭鏡の原理に基づく C-MAC ビデオ喉頭鏡は、近年臨床診療に導入されている。ビデオ喉頭鏡は、気管挿管が困難な状況で役立つ。著者らは、待機的手術に際し全身麻酔を受ける成人で、経口気管挿管の血行動態反応に関して McCoy、C-MAC ビデオ喉頭鏡と従来型マッキントッシュ喉頭鏡を比較することを目的とした。

・これは、施設内倫理委員会の許可を得て、2015 年 6 月から 2016 年 10 月までに行われた、病院ベースの無作為化二重盲式比較であった。待機的全身麻酔を受ける正常気道の患者 150 人を、マッキントッシュ(A 群)、McCoy(B 群)、C-MACビデオ喉頭鏡(C 群)のいずれかを使用して挿管するように無作為に割り付けた。挿管に関連した血行動態変化を、喉頭鏡検査と挿管の直前と、直後の 5 分間毎分と、挿管後 10 分に独立した観察者によって記録した。気管挿管に要した時間と Cormack & Lehane スコアを 3 群すべてで記録した。データをまとめて、SPSS 17.0 バージョンを用いて統計分析を実施した。

・挿管後の血行動態反応は、A 群(マッキントッシュ)、C 群(C-Mac)と比較して、B 群(McCoy)で最も少なかった(P=0.001)。C 群で患者の 92% が Cormack & Lehane スコア I であったのに対して、A 群で 52%、B 群 で 48% であった(P=0.000)。 A 群、B 群、C 群の挿管時間は、それぞれ 15.53±1.53 分、18.65±0.44 分、22.82±1.323 分であった(P=0.000)。

・マッコイ喉頭鏡は、マッキントッシュ、C-Mac ビデオ喉頭鏡よりも喉頭鏡検査および挿管に対する血行動態反応の軽減に優れていたが、C-MAC ビデオ喉頭鏡は、Cormack & Lehane スコア クラス I の出現がより多く見られた。さらに、気管挿管に要した時間は、C-MAC ビデオ喉頭鏡が最も長かった。

[!]:マッキントッシュ、マッコイ、C-MAC ビデオ喉頭鏡を比較すると、気管挿管に際しての血行動態反応が最も少ないのはマッコイ、一番視野が良いが最も時間がかかるのは C-MAC だったと。

【出典】
Hemodynamic Response to Orotracheal Intubation: Comparison between Macintosh, McCoy, and C-MAC Video Laryngoscope.
Anesth Essays Res. 2019 Apr-Jun;13(2):308-312. doi: 10.4103/aer.AER_7_19.

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