■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/07/03




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (p________) (r___) : 潅流量

(2) (r____) (a_____) (p_______) : 右房圧

(3) (a_________) (d_______) : 酸性化利尿薬

(4) (l________) (m___) (a_____) : ラリンジアルマスク

(5) (b____) (p____) : 血液パッチ


[解答]
(1)perfusion rate(2)right atrial pressure
(3)acidifying diuretic(4)laryngeal mask airway
(5)blood patch


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(麻酔) 高齢者について正しいのはどれか?

ア:高齢者では術中体温のコントロールは困難である。

イ:高齢者では最大酸素消費量は変わらない。

ウ:高齢者では血中クレアチニン値は上昇する。

エ;高齢者では糸球体濾過率(GFR)は正常である。

オ:吸入麻酔薬の最小肺胞濃度は40歳を過ぎると10年毎に4〜5%ずつ低下する。


[解説] ア:○:高齢者は基礎代謝率が低下し、熱産生が減っている。また、保温を担う皮下組織が少なく、熱損失を防ぐための皮膚の血管収縮も起りにくいため、術中体温のコントロールは困難である。
イ:×:高齢者では骨格筋の減少により、最大酸素消費量と安静時酸素消費量が減少する。
ウ:×:高齢者ではGFRは減少するものの全体の筋肉量が減少するため、血中クレアチニン値は正常値のままか、低値を示す。
エ:×;高齢者では進行性の腎血流低下とネフロンの消失を伴う腎実質の減少によって糸球体濾過率(GFR)は低下する。
オ:○:吸入麻酔薬の最小肺胞濃度は40歳を過ぎると10年毎に4〜5%ずつ低下する。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p434-438





【問題3】(外傷・出血・感染) 出血に対する補いとしてもっとも優先度が低いのはどれか?
1) 赤血球
4) 凝固因子
2) 血漿蛋白
5) 循環血液量
3) 血小板


[解説] 出血に対する補いとして最も優先度の高いものはボリューム=循環血液量(出血1000=20%出血までは晶質液と膠質液で補充)であり、ついでは赤血球(出血2500=50%出血までは膠質液+濃厚赤血球で対処)、アルブミン=血漿蛋白(出血4500=90%出血までは濃厚赤血球+アルブミン製剤で対処)、凝固因子(出血7000=150%出血までは新鮮全血+濃厚赤血球+アルブミン製剤で対処)である。もっとも優先度の低いものは通常血小板(出血>7000=150%出血では濃厚血小板あるいは新鮮全血の投与が必要)である。


[正解] 3 [出典] Lisa.Vol4-No3-p237





【問題4】(外傷・出血・感染) 右下位肋骨骨折があるときに疑う臓器損傷は?
1) 腎損傷
4) 大腸損傷
2) 脾臓損傷
5) 膵損傷
3) 肝損傷


[解説] 左下位肋骨骨折があるときには脾損傷を、右下位肋骨骨折があるときには肝損傷を疑う。また腰椎の横突起骨折があるときには腎損傷を疑う。


[正解] 3 [出典] 救急認定医診療指診P366

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