帝王切開分娩に際しての区域麻酔薬実施から分娩までの時間を短縮するための品質改善イニシアチブ

during-cesarean-section-incubator-treatment-pediatric-doctor.png・著者らの目的は、帝王切開分娩中の区域麻酔の実施から胎児娩出時間に及ぼす品質改善(QI)イニシアチブの影響を評価することであった。

・著者らは品質改善の試行を行った。2018 年 6 月 18 日以前は、手術室で麻酔科医が区域麻酔を行い、その後、看護師がフォーリーカテーテルを留置し、陰毛を切って腹部を前洗浄し、腹部の準備を行っていた。2018 年 6 月 18 日に、プロトコルが変更され、手術室到着前に全ての術前準備(フォーリーカテーテル留置、陰毛切除、前洗浄)が行われた。2018 年 5 月 1 日から 7 月 15 日までに予定された、または臨時 CD を受けた患者の記録がレビューされた。著者らの主要評価項目は、CD に際しての区域麻酔実施から胎児娩出までの時間であった。二変量および多変量解析を行った。

・合計 194 人の患者が含まれ、そのうち 124 人が手順変更の前、70 人が手順変更の後であった。手順の変更により、以前の CD 数と BMI で調整後でも、麻酔から娩出までの時間が有意に短縮された。他の時間もまたこの変化の影響を大きく受けた。

・著者らの品質改善イニシアチブは、麻酔実施から胎児娩出までの時間を有意に短縮した。CD の区域麻酔後にフォーリーカテーテル留置や剃毛などの術前準備を行うと、胎児が低血圧にさらされるリスクが高まる。著者らは、CD 時に区域麻酔実施から胎児娩出までの時間に及ぼすに品質改善の影響を評価した。
POINT特に、待機的帝王切開の場合には、手術室入室前にできることは、全てやっておけば胎児が母体低血圧に曝される時間を短縮できる。
【出典】
Quality Improvement Initiative to Reduce Time from Regional Anesthesia Placement to Delivery for Cesarean Delivery.
Am J Perinatol. 2019 Jul 25. doi: 10.1055/s-0039-1693690. [Epub ahead of print]


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