ブートストラップリサンプリング法を用いた小児気管チューブサイズ公式の導出と検証

・小児のカフなし気管チューブ(TT)の最適サイズを予測するための年齢、身長、体重に基づく公式の正確性は大きく異なっている。インド人小児の TT サイズを予測する際の年齢、身長、体重の正確さを決定し、最良の予測因子を使った式を導出し検証した。

・導出段階では、全身麻酔とカフなし気管チューブで気管挿管を受ける年齢 1 〜 8 歳の 100 人の小児を前向きに検討した。使用された TT の適正サイズは、リークテストを使用して確認された。ブートストラップ再サンプリング手順を使用して、予測因子の精度(年齢、体重、身長のみ、身長と年齢、身長と体重、身長と体重と年齢)を推定した。最良の予測因子を使用して、TT サイズを計算するための式(小児用チューブサイズ予測因子、PTSP)を導出した。PTSP の正確性は、検証段階で同じ年齢層の 150 人の小児で研究された。

・身長(L(単位はメートル)、R2=0.61)が、TT サイズの最良の単一予測因子であり、PTSP を導出するために、内径=3×L+2.5 として使用された。検証段階では、PTSP は 75% の小児で TT サイズを正確に予測した。再挿管は、1 回の気管挿管よりも高い呼吸器合併症の発生率と関連していた。

・小児の身長は、年齢や体重よりも、カフなし TT のサイズを良好に予測する。身長に基づく PTSP 公式は、カフなし TT のサイズを 75% の小児で正しく予測する。

[!]:インド人小児では最適カフなしチューブサイズは、内径=3×L+2.5 で推定できると。中国人小児では、身長を基にした公式 ID(mm)=2+(身長 cm /30) が提唱されている。個人的には、モーガン公式(身長÷10+5)で深さをまず計算して、さらに 3 で割って推奨 ID とする。

【出典】
Derivation and validation of a formula for paediatric tracheal tube size using bootstrap resampling procedure.
Indian J Anaesth. 2019 Jun;63(6):444-449. doi: 10.4103/ija.IJA_39_19.

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Q:小児に使用する気管チューブのサイズと固定の深さはどう決めるか?

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