区域麻酔は遠位上肢手術後の全身麻酔と比較して患者満足度の低下と関連している

・患者満足度は医療の質を評価するための確立された指標であり、満足度を評価するための患者報告型経験測定法(PREM)の使用に対する支持が高まっている。手術に際し上肢を麻酔するためには、全身と区域神経叢麻酔の両方が適切な手法である。しかし、麻酔科医の観点から見た最善のテクニックが必ずしも最高の患者満足度をもたらすわけではない。本研究の目的は、全身麻酔と区域麻酔後の患者満足度を調査し、麻酔科医が患者ケアの改善に焦点をあてることのできる分野を特定することである。

・全身または区域神経叢麻酔下で待機的遠位上肢手術を予定された患者を前向きに含めた。術後 1 日目に、患者満足度と麻酔法に対する不満の主な理由を電話インタビューで調査した。

・今回の試験に含まれた 243 人の患者のうち、79.8% が麻酔法に「完全に満足」していると報告している。区域麻酔を受けた患者の 32.1% が「完全に満足」していないと報告した。全身麻酔後のこの数値は 5.5% である。区域麻酔後の不満の主な理由は、「術前の不十分な麻酔」、「術後の長時間にわたる四肢の鈍的不快感」と報告されている。

区域神経叢麻酔後、3 分の 1 の患者は「完全に満足」していない。区域麻酔法後の患者満足度を最適化するために、著者らは、術前の患者カウンセリングにより重点を置き、ブロック失敗と術後の長時間の知覚運動ブロックの問題に対処することを提唱している。

麻酔科医側からすると区域麻酔をした方が楽だろうと考えているが、患者側からすれば、「効果不十分だった」と不満だったり、「いつになったら手が動くようになるんだろうか」と不安になったりと、必ずしも快適とは言えないようだ。


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