逆行性腎内手術に際しての全身麻酔と脊髄硬膜外併用麻酔の比較:単施設での前向き無作為化試験

・研究の目的は、腎結石疾患治療のための RIRS における脊髄硬膜外併用麻酔(CSEA)法の適用可能性を調査し、また早期術後疼痛レベルとそれらの費用に及ぼすそれらの効果に関して全身麻酔(GA)と比較することであった。

・RIRS を予定された 100 人の連続患者が本研究に登録され、そして麻酔法に従って前向きに評価された。患者を無作為に 2 群に分けた:GA 群(n=50)と CSEA 群(n=50)。5 人の患者は、患者の不適合性または不適切な麻酔のために除外された。2 群の患者の疼痛レベルは、術中、1、5、10、15、30、60 分に、視覚アナログスケール(VAS)を用いて記録した。術後 24 時間以内の最高疼痛レベルを両群で記録した。

・2 群の 95 人の患者は、人口統計学的特徴に関して同様であった。術後 1 日目の平均 VAS スコアは、1 群では 1.20±0.9、2 群では 0.82±1.3 であった。VAS-nram 群と VAS-ram 群との間に統計的有意差は認められなかった(p=0.450)。麻酔薬の総費用は両群間で同様であった。

・術中術後期に良好な転帰を生む脊椎硬膜外併用麻酔は、全身麻酔の代替となるだろう。また、これら 2 種類の麻酔法に関連する費用を計算したところ、手術 1 回あたりの麻酔薬と材料の総コストはどちらの方法でも同じであることが分かった。

[!]:抄録中の「VAS-nram 群と VAS-ram 群」については何のことか不明。経尿道的手術では、侵襲があまり大きくないので、脊椎硬膜外併用麻酔までは必要ないと思う。当院ではラリンジアルマスクによる自発呼吸下ににフェンタニルとセボフラン麻酔でやっているが、術後に痛がられた患者はいない。
【出典】
Comparison of general anesthesia and combined spinal-epidural anesthesia for retrograde intrarenal surgery: a prospective randomized trial in one center.
Minerva Urol Nefrol. 2019 Jul 8. doi: 10.23736/S0393-2249.19.03481-7. [Epub ahead of print]

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント