単回注射の斜角筋間腕神経叢ブロックの鎮痛持続に及ぼす 3 種類の異なる補助薬の効果の比較:前向き無作為化三重盲式臨床試験

デキサメタゾン5.png・局所麻酔の使用は、より速い回復と良好な患者満足度をもたらしうる。局所麻酔薬に神経周囲補助剤を添加すると、鎮痛持続時間が改善される可能性があるが、単一の無作為化試験でそれらを比較したデータは不足している。著者らは、3 種類の補助剤としてクロニジン、デキサメタゾン、ブプレノルフィンで、斜角筋腕神経叢ブロックの鎮痛持続時間に及ぼす効果を比較した。

・待機的肩手術を受ける 160 人の患者を次のいずれかの溶液で斜角筋間ブロックを受けるよう 4 群に無作為に分けた:ロピバカイン単独、クロニジン 75μg とロピバカイン、デキサメタゾン 8mg とロピバカイン、ブプレノルフィン300μg とロピバカイン。主要評価項目変数は鎮痛持続時間であった。副次評価項目は、ブロック発現までの時間と、知覚ブロックと運動ブロックの持続時間であった。

・4 群間で総鎮痛時間に統計的に有意差はなかった、p=0.11。鎮痛時間と 99%CI における対比較は、対照 vs クロニジン(-1.94 時間(-7.33 〜 3.12))、対照 vs デキサメタゾン(-4.16 時間(-9.50〜0.58))、対照 vs ブプレノルフィン(-1.1 時間(-5.34 〜 3.23))であった。ブロック準備時間や総知覚/運動ブロック持続時間に差はなかった。

・3 種類の補助剤のいずれかを斜角膜間ブロックに追加しても、鎮痛持続時間に有意な改善はみられなかった。しかしながら、患者の反応には予想以上に大きな変動があり、それ故、本研究は主要評価項目を証明するには十分な能力がなかった可能性がある。

純粋に補助薬だけの効果を比較するためには、ブロック自体の適切性が均質でないと評価できないので、研究自体難しいのだろう。しかし、データからはデキサメタゾンの効果が一番良さそうだ。「高価な薬はないし全部併用すればいいんだよ!」という過激な意見も!?




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