周術期投与した静脈内投与したリドカインが小児の内因性オピオイドの術後血清濃度に及ぼす影響

Met-enkephalin 1plx model 1・内因性オピオイドは疼痛緩和過程に関与する神経ペプチドである。末梢において、それらは合成されて、免疫系の細胞に貯蔵される。本研究では、小児における周術期の静脈内(i.v.)リドカイン注入が、術後血清内因性オピオイド濃度に及ぼす影響について明らかにする。
(※ 画像は、Met-エンケファリンの 3D 構造(Wikipedia より))

・大きな脊椎手術を受ける 44 人の小児がコホート研究に登録された。小児らは 2 群に分けられた:A 群(n=21)は、フェンタニル、プロポフォール、ロクロニウム、酸素空気セボフルラン混合気、鎮痛剤と鎮痛補助剤(モルヒネ、アセトアミノフェン、メタミゾール、ガバペンチン、デキサメタゾン)で全身麻酔された、B 群(n=23)では、上記した全身麻酔に加えて、患者に鎮痛補助薬としてリドカインを静脈内投与した。著者らはまた、年齢と性別が一致した 20 人の健康小児を募集した。免疫酵素学的方法を用いて血清中の内因性オピオイド値を測定した。著者らは、数値または視覚的な疼痛スケールとモルヒネ必要量を用いて術後疼痛強度を評価した。

・術前に測定された内因性オピオイド値は、対照群と試験群で同程度であった。A 群被験者と比較した場合、B 群の患者の疼痛強度は低いことが分かった。B 群では、術後期間中のβ-エンドルフィン、エンケファリン、ダイノルフィンの血清中濃度の上昇が報告された。著者らはまた、内因性オピオイド値がモルヒネ必要量と負の相関があり、リドカイン濃度と正に相関することを観察した。

リドカインを含む多剤疼痛管理は、リドカインを含まないモデルよりも効率的であると思われる。内因性オピオイド系は、小児における疼痛緩和治療のための新しいターゲットとして考慮されるべきである。

術中にリドカインを投与した方が、内因性オピオイドの分泌が促されて術後のオピオイド消費量が減少する!?

【出典】
Curr Pharm Des. 2019 Jul 18. doi: 10.2174/1381612825666190718153209. [Epub ahead of print]

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