内視鏡下副鼻腔手術における全静脈麻酔と吸入麻酔の比較:無作為化比較試験のメタ分析

ESS.pngプロポフォールによる全静脈麻酔(TIVA)は、吸入麻酔(IA)と比較して、内視鏡下副鼻腔手術(ESS)中の出血を減らし、術野の質を改善するために提案されている。ESS 中の IA に対する TIVA の利点を判断するために、最新のメタ分析を実行した。

・PubMed、EMBASE、Cochrane Library を用いて、TIVA と IA を比較した無作為化比較試験(RCT)を検索した。人口統計および結果のデータを選択基準を満たす記事から抽出して分析した。

・合計 560 人の患者を含む 12 件の RCT が含まれた。術前の特性は 2 群間で同様であった。IA と比較して、TIVA は術野可視性、推定出血量(EBL)、手術時間を改善した。短時間作用型オピオイドとしてレミフェンタニルを用いたサブ群分析において、TIVA は術野視認性、EBL、手術時間を改善した。これらの利点は、短時間作用型オピオイドであるフェンタニルでは見られなかった。

プロポフォールを併用した TIVA は、IA と比較して、術野の質を改善し、出血量を減少させ、ESS の手術時間を短縮する可能性がある。レミフェンタニルは、ESS における TIVA のための好ましい短時間作用型オピオイドである。

ESS は大して侵襲が大きくないから、これまでは通常はフェンタニルの間欠投与を行いレミフェンタニルまでは使用していなかったが、今後はレミフェンタニルを使おうかな。

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