泌尿器悪性腫瘍の術前の血清 Dダイマー上昇患者における深部静脈血栓症の発生率と予測因子

深部静脈血栓症.png・研究の目的は、泌尿器悪性腫瘍手術前に D ダイマーが上昇した患者の深部静脈血栓症(DVT)の発生率と予測因子を分析することであった。

・2015 年 1 月から 2017 年 9 月までに、987 人の連続患者が当院で全身麻酔下に泌尿器悪性腫瘍の手術を受けた。これらのうち、191 人の患者は、D ダイマーの上昇により DVT について両下肢の術前静脈超音波検査を受けた。これらの患者における DVT の発生率と予測因子を分析した。

・年齢の中央値は 69 歳であった。DVT は患者の 18% で検出された(35/191)。多変量解析により、泌尿器科悪性腫瘍の初発部位(p<0.01)と高齢(p<0.01)が DVT の独立予測因子であることが示された。膀胱癌患者で、DVT の発生率が最高であった。膀胱癌と年齢 70 歳以上が DVT の予測因子として定義した場合、予測因子数が 0、1、2 個の場合、DVT の発生率はそれぞれ 3.4%(3/89)、29%(22/77)、44%(11/25)であった。

泌尿器科悪性腫瘍手術前に D ダイマーが上昇した患者の 18% で DVT が発見された。D ダイマーが上昇した膀胱癌患者で、かつ高齢患者は、DVT の注意深い早期検査を受ける必要がある。

泌尿器の膀胱癌患者は、DVT 発症のリスクが高いんだな〜。ルーチンに D ダイマーを測定すべし。高ければ静脈エコーを実施すべし。

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