気管支ファイバー検査中の局所麻酔のための輪状甲状膜注射 vs 進んだ分だけスプレー法:無作為化臨床試験

気管支ファイバー.png・診断的気管支ファイバー検査時のリドカイン投与のための輪状甲状膜注射と進めた分だけスプレー法の比較特性は明らかではない。

・主要評価項目は、気管支ファイバー挿入から気管分岐部に達するまでの咳嗽回数と、視覚アナログスケール(VAS)での術者評価の全体的な処置満足度の群間比較であった。副次評価項目は、群間でのリドカインの総投与量、処置所要時間、助手が評価した咳嗽、反復処置への復帰意欲、手技合併症であった。連続被験者は、声帯と気管への局所麻酔のために輪状甲状膜穿刺法または進めた分だけスプレー法のいずれかに無作為化された(1:1)。全員に鼻 2% リドカインゲルと咽頭 10% リドカインスプレーを投与した。

・合計 500 人の被験者が無作為化され、495 人の被験者が分析された(248 人が輪状甲状穿刺注入、247 人が進めた分だけスプレー)。輪状甲状膜穿刺注入法の方が、気管分岐部に達するまでの咳嗽数(中央値[範囲])は有意に少なく(輪状甲状法 1[0-10] vs 進めた分だけスプレー法 4[0-30]、p<0.0001)、術者が評価した処置全体満足度 VAS(平均±標準偏差)(輪状甲状法 7.86±1.39 vs 進めた分だけスプレー法 6.86±1.59、p<0.0001)が有意に大きかった。輪状甲状膜穿刺注入群では、患者が反復処置への復帰意欲が高く(87.1 vs 70.5%、p<0.001)、リドカインの総投与量が有意に少なかった(305.08±13.40 vs 322.18±10.67mg、p<0.001)。軽度の合併症は、輪状甲状膜穿刺注入群の 6 人の患者、進めた分だけスプレー群の 9 人の患者で発生した。

輪状甲状膜リドカイン投与は、リドカイン総投与量が少なくて、気管支ファイバー検査中の咳嗽数が少なく、操作者評価の手順満足度が優れていた。
POINT気管支ファイバーするときは、進めた分だけちょびちょび麻酔するよりも、輪状甲状膜穿刺して一気に注入して局所表面麻酔をしてしまった方が患者も術者も楽だ。

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