直接喉頭鏡検査による喉頭展開における異なる高さへの頭部挙上の効果

枕の高さ.png・本研究の目的は、全身麻酔下で待機的手術を予定している成人患者で最良の喉頭鏡視野を得るための最適な枕の高さを調査することであった。

・困難気道を示唆する特徴がなく、気管挿管による全身麻酔下で手術を受ける成人患者 150 人を研究に登録した。麻酔導入後、枕なしの頭位と、高さ 5cm と 10cm の非圧縮性枕を使用して、直接喉頭鏡の評価を行った。

5 cm 枕を使用した喉頭鏡視野は、他の頭位よりも有意に優れていた(p<0.01)。喉頭鏡検査困難(Cormack & Lehane 分類 III)の発生率は枕なしで 32.7% であったが、10cm 枕では 4% に改善し、5cm 枕では喉頭鏡検査困難の症例はなかった。

「スニッフィング」位で 5cm 枕を使用すると、直接喉頭鏡検査時に最良の喉頭鏡視野が得られる。

スニッフィング位にする場合、枕をした方が喉頭視野は改善するが、枕が高すぎると上位頸椎が伸展できないのでかえって見づらくなるのだろう。首の長さは個人ごとに差があるので、最適な枕の高さは個人ごとに異なっているだろう。

【出典】
Effect of Head Elevation to Different Heights in Laryngeal Exposure with Direct Laryngoscopy.
J Nepal Health Res Counc. 2019 Aug 4;17(2):168-172. doi: 10.33314/jnhrc.v0i0.1721.

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