大腸内視鏡検査に対する各種鎮静薬の評価

medical_daichou_naishikyou2.png・鎮静と鎮痛は、患者を鎮静させ、患者と内視鏡医が快適に感じるのを助けるために、内視鏡検査の重要な要素である。さまざまな鎮静剤が使用されている。これらは慎重に投与されるべきであり、そして患者は処置中継続的に監視されるべきである。本研究の目的は、大腸内視鏡検査で使用されるさまざまな鎮静薬を評価および比較することであった。

・大腸内視鏡検査を受けた 150 人の患者を対象に試験を実施した。内視鏡前に投与した鎮静剤に基づいて 2 群に分けられた:プロポフォール+フェンタニルか、またはプロポフォール+ケタミン。安全性、有効性、回復時間、鎮静剤の合併症、患者と内視鏡医の快適性を評価するために、全患者に、詳細な病歴、十分な理学所見、通常の臨床検査、ならびに、バイタルサインと酸素飽和度のモニタリング(大腸内視鏡検査の前、中、後)を行った。

・年齢、性別、肥満指数(BMI)に関して、2 群間に統計的に有意差はなかった。MAP と心拍数に関して、プロポフォール+ケタミン群の方が血行動態的に安定しており、両群ともに有効であったが、プロポフォールケタミン群よりもプロポフォール+フェンタニル群の方が回復時間が短かったが(それぞれ、3±1.7 分と 4±2.8 分)。しかし、嘔気、嘔吐、低酸素はプロポフォール+フェンタニル群の方が良く見られ、幻覚はプロポフォ+ルケタミン群でよく見られた。

・大腸内視鏡検査中のプロポフォール+ケタミンによる鎮静は安全かつ有効であり、プロポフォール+フェンタニルよりも合併症が少なく、血行動態的に安定していることがわかった。

POINT大腸内視鏡検査中の鎮痛鎮静には、プロポフォール+フェンタニルよりも、プロポフォール+ケタミンの方が、合併症が少なく、血行動態的に安定している。
【出典】
Evaluation of Different Sedatives for Colonoscopy.
Curr Drug Saf. 2019 Jul 26. doi: 10.2174/1574886314666190726154238. [Epub ahead of print]


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