レミフェンタニルは緊急外傷手術における外傷性ストレス反応を抑制する

Remfentanil vs Sufentanil.png・本研究の目的は、レミフェンタニルが緊急外傷手術におけるストレス反応をスフェンタニルよりも効果的に抑制できるかどうかを調査することであった。

緊急手術となった 60 人の外傷患者を無作為にレミフェンタニル群(R 群、n=30)か、またはスフェンタニル群(S 群、n=30)に分けた。R 群の患者にはレミフェンタニルを持続的に静脈内注入したのに対して、S 群の患者にはスフェンタニルを投与した。コルチゾール(COR)、エピネフリン(E)、ノルエピネフリン(NE)、血糖の血漿濃度を、それぞれ、麻酔導入前(T1)、気管挿管の 5 分後(T2)、手術後 5 分(T3)、30 分(T4)、1 時間(T5)で測定した。これらの時点での血圧(BP)と心拍数(HR)も同様に記録した。

R 群患者のほうが、術中血行動態が安定しており、S 群患者よりも T2 〜 T5 で有意に HR が低いことを結果は示した。R 群の T3 〜 T5時点でのノルエピネフリン血漿濃度、T4 〜 T5 時点でのコルチゾール濃度は、S 群よりも有意に低かった(P<0.05)

・本研究の結果は、レミフェンタニルが緊急外傷手術患者のストレス反応をスフェンタニルよりも効果的に抑制する可能性があることを示した。

通常、レミフェンタニルの方がはるかに高濃度で使用しており、高度の鎮痛を行っているわけで、当然ストレス反応は少ない。実際にノルエピネフリンやコルチゾールの血中濃度が有意に低かったと。

【出典】
Remifentanil inhibits the traumatic stress response in emergent trauma surgery.
J Clin Lab Anal. 2019 Aug 2:e22971. doi: 10.1002/jcla.22971. [Epub ahead of print]

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