筋弛緩前のマスク換気の確認:麻酔科医の態度と思考に関する全国規模の調査

51579.png・筋弛緩薬を投与する前にマスク換気をチェックすることの意義は未だ議論されている。

・スウェーデンで麻酔科医の診療の調査を行い、最初に挿管を伴う日常的的な導入の一部としてマスク換気試験(MVT)を使用するかどうかを尋ねた(迅速導入または困難気道が予想される場合ではない)。著者らは麻酔科医の態度を一般的な場合と、特別なシナリオで精査しているが、MVT に賛成する理由または反対する理由に焦点を当てた。

・回答率は 54% であった。65.1% が日常的に MVT を使用し、21.4% がときどき使用し、13.5% はまったく使用しないことが分かった。分布に経験年数はなんら影響しなかった。マスク換気をチェックする最も一般的な理由は「気道に関する情報を収集する」ことであったが、MVT を使用しない理由は「筋弛緩がしばしばマスク換気を改善すること」であった。

・気道管理について、実用的レベルと理論的レベルの両方で興味深いコメントがいくつか見つかった。この調査では、患者の安全性が向上するというエビデンスがないにもかかわらず、日常的に MVT を実施することがスウェーデンでは一般的な方法であることが強調されている。今後の気道ガイドラインは、この診療法に対処する必要があるかもしれない。

困難気道が予想されるような場合を除いて、筋弛緩剤が効く前に換気を行おうとすると、逆に胃送気したり喉頭痙攣を誘発したりしかねない、と私は考えてる。したがって、私は MVT は行わない派だ。

【出典】
Checking mask ventilation before neuromuscular block: A nation-wide survey of anaesthetists' attitudes and thinking.
Acta Anaesthesiol Scand. 2019 Jul 29. doi: 10.1111/aas.13426. [Epub ahead of print]

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