超音波ガイド下鎖骨下腕神経叢ブロック:外側矢状アプローチと肋鎖アプローチの前向き無作為化比較

鎖骨下腕神経叢.png・最近、肋鎖(CC)空間における鎖骨下腕神経叢ブロック(BPB)が概則矢状(LS)アプローチの制限のいくつかを克服することが提案された。本研究では、CC アプローチが LS アプローチよりも腕神経叢の 4 つの主要な末端神経の知覚遮断の発現が速いと仮定した。

・BPB 下に待機的上肢手術を受ける 40 人の患者は、鎖骨下 BPB に際して LS(LS 群、n=20)か、または CC アプローチ(CC 群、n=20)のいずれかに無作為に割り付けられた。両研究群の BPB には、0.5% ロピバカイン 25ml が使用された。同側正中神経、橈骨神経、尺骨神経、筋皮神経の知覚運動遮断は、ブロック実施後 45 分間、群割り当てを知らされない観察者によって定期的に評価された。知覚ブロックは言語評価尺度(0〜100)を使用して評価され、運動ブロックは 3 点定性尺度(0〜2)を使用して評価された。知覚(主要評価変数)と運動遮断の発現は、それぞれ 30 以下の知覚言語評価尺度と 1 以下の運動グレードを達成するのにかかる時間と定義した。手術の準備が整うまでの時間は、研究した 4 つの神経すべてで 30 以下の知覚スコアと 1 以下の運動グレードを達成するのにかかった時間と定義した。

・全体的な知覚遮断発現時間(中央値[四分位範囲])は、LS 群(20[15-30]分)よりも CC 群(10[10-26.25]分)の方が有意に速かった(P=0.004)。全体的な知覚スコアは、BPB の 5(P<0.001)、10(P=001)、15(P=0.001)、20(P=0.04) 分後で、CC 群の方が有意に低かった。全体的な運動スコアは、BPB の 10 分後に CC 群の方が LS 群よりも有意に低かった(P=0.009)。LS 群(0%)よりも CC 群(25%)の方が、BPB 後 20 分で完全な知覚運動遮断を示す患者が多かった(P=0.04)。手術の準備が整うまでの時間も、LS 群(20[15-30]分)よりもCC 群(10[10-26.5]分)のほうが有意に速かった(P=0.002)。

鎖骨下 BPB の CC アプローチは、LS アプローチよりも知覚遮断の発現が早く、手術の早期準備をもたらす。
POINT鎖骨下腕神経叢ブロックのアプローチで、肋鎖アプローチは、外側矢状アプローチよりも、知覚運動遮断の発現が早い。

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