術後咽頭痛における局所マグネシウムの役割:無作為化対照試験の系統的レビューとメタ分析

のどの痛み.png・術後咽頭痛(POST)は、気管挿管のよく見られる望ましくない結果である。N-メチル-D-アスパラギン酸受容体拮抗薬であるマグネシウムは、抗侵害受容特性と抗炎症特性を持ち、さまざまな試験で POST 予防に役立つことがわかっている。この系統的レビューとメタ分析を実施して、単腔気管チューブによる全身麻酔下で手術を受ける成人患者の POST 予防における局所マグネシウムの有効性を研究した。

・PubMed、Google Scholar、EMBASE、Scopus、Cochrane 対照試験中央登録データベースで、2018 年 7 月まで包括的文献検索を実施し、データは、固定効果モデリングと、(固定モデル化で異質性を評価した後)次いでランダム効果法を使用してプールした。主要評価項目は、手術/抜管後 24 時間での POST の発生率であった。比較結果は、連続変数の場合にはプールした平均差として、二項変数の場合にはマンテル・ヘンツェル(MH)オッズ比として検討した。統計的分析は、Comprehensive Meta-Analysis-Version 3(Biostat Inc.、米国)を使用して行われた。

・726 人の研究参加者を含む 7 件の試験が最終分析に含まれた。 24 時間での POST の発生率は、実薬および偽薬対照群(89/363)と比較して、マグネシウム群(26/363)の方が有意に低かった;P=0.00、RR=0.22(95%CI、0.12〜0.39、I2=0%)。局所マグネシウムの使用による重大な有害事象は報告されなかった。

全身麻酔導入前の局所マグネシウムの予防的使用は、POST の発生率を低下させる有効な手段であると思われる。

マグネシウム局所投与の方法は、4 件でネブライザー(225-250mg)、2 件で含嗽(20mg/kg)、1 件で錠剤(100mg)が使用されている。


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