HEAVEN 基準は、直接喉頭鏡検査とビデオ喉頭鏡検査の両方で、喉頭鏡視野と挿管成功を予測する:コホート分析

HEAVEN criteria.png・既存の困難気道予測ツールは、緊急挿管には実用的ではなく、生理学的データを取り入れていない。HEAVEN 基準(低酸素血症、極端なサイズ、解剖学的問題、嘔吐/血液/液体、出血、頚部可動性)は、緊急の迅速挿管(RSI)に際してより意義がある可能性がある

・後ろ向き分析には、航空医療 RSI 患者を含めた。RSI 前に HEAVEN 基準を評価するためにチェックリストが使用され、初回挿管試行時に Cormack-Lehane(CL)喉頭鏡視野が記録された。困難喉頭鏡視野(CL III/IV)と、酸素飽和度低下がある場合、ない場合の初回試行での挿管失敗の発生率を、各 HEAVEN 基準毎と HEAVEN 基準の総数ごとに決定した。さらに、HEAVEN 基準と喉頭鏡視野と挿管成績の両方との関連は、マッキントッシュ#4 の非高角度ブレードを装着した直接喉頭鏡検査(DL)とビデオ喉頭鏡検査(VL)で、多変量ロジスティック回帰を使用して定量化した。

・24 ヵ月で合計 5137 人の RSI 患者が含まれた。挿管成功率は全体で 97% であった。喉頭鏡視野 CL III/IV は、DL 試行で 25%、VL 試行で 15% と報告された。HEAVEN 基準と HEAVEN 基準の総数のそれぞれは、喉頭鏡視野 CL III/IV と、DL と VL の両方で酸素飽和度低下のある場合とない場合の初回試行で挿管失敗と関連していた。これらの関連性は、他の HEAVEN 基準を含む複数の共変数の調整後も維持された。

・HEAVEN 基準は、緊急 RSI 中の DL と VL の喉頭鏡視野と挿管成績を予測するのに役立つ可能性がある。
POINT困難気道予測ツールとしての「HEAVEN」基準は、直接喉頭鏡とビデオ喉頭鏡の双方において、緊急挿管時に有用である。
【出典】
The HEAVEN criteria predict laryngoscopic view and intubation success for both direct and video laryngoscopy: a cohort analysis.
Scand J Trauma Resusc Emerg Med. 2019 Apr 24;27(1):50. doi: 10.1186/s13049-019-0614-6.

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