病的肥満患者で声門上気道器具の挿入のための適切な麻酔深度を評価する指標としての下顎拳上の実行可能性研究

下顎挙上.png下顎拳上は、静脈内または吸入麻酔導入を受ける正常な成人と小児に声門上気道器具(SAD)を挿入するための適切な麻酔深度であると判断する有用な試験であると証明されている。本前向き観察研究は、セボフルラン吸入導入を受ける自発呼吸の病的肥満患者に SAD を挿入する際の適切な麻酔深度を評価する指標として使用する場合、この試験の実行可能性と妥当性を判断することを目的としている。

・2018 年 10 月から 2019 年 1 月まで北京友好病院で肥満症手術を受ける、肥満指数=40〜73kg/m2 の 30 人の病的肥満患者を本研究に含めた。適切な前酸素化の後、5% セボフルランが吸入され、セボフルランの吸入濃度は 2 分ごとに 1% ずつ増加した。下顎挙上に対する運動反応が消失した後、SAD を挿入し、挿入条件を評価した。SAD の解剖学的位置は、気管支ファイバーを使用して評価した。

・SAD は、全患者で初回試行で正常に挿入された。SAD の挿入状態は、それぞれ 9 人の患者(30%)で優良であり、21 人の患者(70%)で良好であった。気管支ファイバー視野による SAD 位置は、28 人の患者(93%)で適切であった。

下顎拳上試験は、自発呼吸下の病的肥満患者に SAD を挿入するためのセボフルラン吸入導入の適切な麻酔深度を決定する信頼できる指標である。

POINT他動的な下顎挙上はけっこう痛みが強いので、両手で下顎挙上操作を行って体動がなければ、SAD 挿入に十分な麻酔深度であると判断できる。

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