超音波で測定した輪状甲状膜レベルでの気道内腔までの深さ

輪状甲状膜.png・緊急輪状甲状膜切開術の前に気道までの予想到達距離を知ることができれば、測定できない場合には成功を改善するかもしれない。著者らの目的は、成人患者の大規模集団で超音波により輪状甲状膜での気道までの深さを測定することであった。

・オックスフォードとグロスターの 2 施設での前向き観察研究で、さまざまな外科手術を受うける患者が研究された。年齢 18 歳未満の患者、;妊娠、重症患者。、頚部手術の既往のある患者は除外した。超音波検査は、参加者が頭部と頸部を伸展した状態で仰向けに横たわり、トランスデューサーを軽く押し当てて術前に行われた。気道内腔までの深さを mm 単位で、年齢、体重、身長、性別を記録した。

・合計 352 人の患者を研究した。気道内腔までの深さは、体重と強く(r=0.855、p<0.001)、それほどではないものの肥満指数(r=0.781、p <0.001)と相関しており、性別とは相関しなかった。統計分析により、患者の体重から気道までの深さの 95%CI を予測する方程式が生成された。気道内腔までの深さ(mm)=(0.13×体重(kg))+ 0.86。

・緊急輪状甲状膜切開の前に超音波測定が不可能な場合、臨床医は著者らの結果を使用して、患者の体重を使用して気道までの深さを予測できる。上部 95%CI を切開の深さとして使用すると、その体重の 40 人の患者のうち 39 人で気道に到達し、それよりも気道が浅い患者の後部構造に損傷を与えることはない。

80kg の患者ならば、80×0.13+0.86=11.26mm。深さ 15mm で到達しなければ場所を間違えている。

【出典】
Depth to the airway lumen at the level of the cricothyroid membrane measured by ultrasound.
Acta Anaesthesiol Scand. 2019 Aug 22. doi: 10.1111/aas.13464. [Epub ahead of print]

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