小児の実際の絶食時間と肺誤嚥の発生率:ドイツの前向き多施設観察研究の結果

術前絶食の女児.png・小児の麻酔前の長時間の絶食はまだ一般的である。空腹時間を短くすると、麻酔導入時の代謝と血行動態が改善され、親子の周術期の経験が向上し、周術期管理が簡素化される可能性がある。その結果、ドイツの一部のセンターでは絶食要件が緩和されたが、国のガイドラインは依然として変更されていない。本前向き多施設観察研究は、ドイツの麻酔科集中治療医学会の小児麻酔科学作業部会によって開始された。これは、全国の絶食ガイドラインを改訂する前に、実際の絶食時間と肺誤嚥の発生率を評価するためのものである。

・倫理委員会の承認後、少なくとも 3,000 人の小児がこの分析に登録される予定であった。患者の人口統計、実際の絶食時間、麻酔および外科手術時間、逆流または肺誤嚥の発生は、標準化症例報告書を使用して文書化した。結果は、中央値[四分位範囲](範囲)または発生率(パーセンテージ)として提示された。

・10 施設の小児センターで、2018 年 10 月から 2019 年 5 月までに 3,324 人の小児が含まれた。通常の食事の実際の絶食時間は 14[12.2-15.6](0.5-24)時間、軽食 9[5.6-13.3](0.25 -28.3)時間、人工乳 5.8[4.5-7.4](0.9-24)時間、母乳 4.8[4.2-6.3](1.3-25.3)時間、清澄液 2.7[1.5-6](0.03-22.8))時間であった。長時間の絶食(ガイドラインからの逸脱>2 時間)は、通常色の 88.3%、軽食の 54.7%、人工乳の 44.4%、母乳の 25.8%、清澄液の 34.2% で報告された。 11 例(0.33%)の逆流、4 例(0.12%)の誤嚥の疑い、2 例(0.06%)の誤嚥の確定診断が報告された。それらのすべては、手順終了後に抜管し、無事に回復することができた。

・本研究は、ドイツの小児麻酔では長時間の絶食が依然として一般的であり、術後呼吸困難を伴う肺誤嚥はまれであり、現行の施設絶食レジメンと国の絶食ガイドラインの改善が緊急に必要であることを示している。

明らかに手術が午後の遅い時間帯なら、朝食を食べさせてもいいんだろうな。当院の決め事も見直すべきかな。

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