■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/09/05

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (e__) (p______) : 最終産物

(2) (a________) (i__________) : 自律神経不安定[症]

(3) (s______) (r_____) : 驚愕反射/びっくり反射

(4) (h_______) (i__) (e_______) : 水素イオン指数/pH

(5) (b____) (i_____) : 脳損傷


[解答]
(1)end product(2)autonomic instability
(3)startle reflex(4)hydrogen ion exponent
(5)brain injury


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(静脈麻酔) モルヒネの薬動力学について正しいのはどれか。

ア:モルヒネ静脈内投与後の血漿中の半減期は、約12時間である。

イ:静注されたモルヒネの60〜80%は、代謝されずに尿中に排泄される。

ウ:モルヒネはCO2応答曲線を右方に移行させる。

エ:モルヒネは、フェンタニルより脂溶性が低い。

オ:高齢者では、モルヒネに対する感受性が低下する。


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[解説] 血漿中半減期は、健康人においては、フェンタニルで3.5時間、モルヒネで1.5〜3時間である。モルヒネの代謝は抱合により、グルクロン酸との結合で、主にmorphine-3-glucuronide を作る。静注されたモルヒネの60〜80%は代謝され、その大部分と、代謝を受けないモルヒネ(10%)が尿中に排泄される。モルヒネ0.15mg/kg、フェンタニル2μg/kgの筋注は、CO2応答曲線の勾配にはほとんど影響を与えないが、右方へ移行させる。モルヒネは油/水分配係数が低く、フェンタニルより脂溶性が低い。高齢者では、モルヒネに対する感受性が高い。


[正解] (ウ)、(エ) [出典] 第30回麻酔指導医認定筆記試験:A19





【問題3】(心臓・血管) アスピリンによる抗血栓療法を行う場合には、次のうち何を指標にして行うか?
1) 血小板凝集能
4) ACT
2) APTT
5) PT
3) トロンボテスト


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[解説] アスピリンやチクロピジン(=パナルジン)による抗血栓療法を行う場合には、血小板凝集能を指標にモニターする。


[正解] 1 [出典]




【問題4】(外傷・出血・感染) 急性胆嚢炎あるいは胆管炎の症例に最も適した抗生物質はどれか?
1) セファマイシン類
3) 第1世代セフェム系
5) アミノグリコシド系
2) 第3世代セフェム系
4) ペニシリン系


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[解説] 胆嚢炎の原因菌として最も頻度の高いのは、大腸菌(E.coli)とクレブシエラである。頻度が少し下がり嫌気性菌のバクテロイデスが3番目に考慮されるべきである。さらに少ない頻度で他の腸内細菌と呼ばれる細菌(Enterobacter、Proteusなど)や腸球菌が挙げられる。上行性胆管炎も同様な原因菌である。したがって、急性胆嚢炎あるいは胆管炎の症例を診た場合、上記の細菌に対して、最も適した抗生物質はセファマイシンン類である。セフォキシチン(マーキシン)あるいはセフメタゾール(セフメタゾン)が第1選択となる。


[正解] 1 [出典] 研修医ノートP612、ポケット医薬品集’91

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