困難気道が予測される患者における覚醒下声門上気道ガイドの気管支ファイバー挿管:症例シリーズおよび叙述的文献レビュー

SAGFBI.png・全身麻酔導入後に気道を確保しようとする試みが、潜在的に困難であったり、失敗することによって危害につながる可能性がある場合、困難気道では覚醒挿管が適応となる。従来の覚醒下気管支ファイバー挿管は、経鼻、あるいは、あまり一般的ではないが、経口で行われる。声門上気道器具(SAD)を介した覚醒下経口気管支ファイバー挿管(FBI)はあまり一般的ではない手法であり、著者らは、これを「声門上気道ガイド下」FBI(SAGFBI)と呼んでいる。

・著者らは、覚醒下 SAGFBI を実施した困難気道が予想される 10 症例を記述している。鎮静と適切な気道表面麻酔の後、Ambu AuragainTM SAD が挿入された。次に、気管チューブを事前に装填した気管支ファイバーを SAD に挿入した。最後に、気管チューブを気管支ファイバーにかぶせてを、SAD を通過して気管内に挿入留置された。気管チューブをそのままの元の位置に保ちながら、気管支ファイバーと SAD を慎重に抜去した。

この手法は成功し、全患者に十分に許容され、付随する合併症はまれであった。また、SAD の「覚醒下テスト挿入」、声門周囲領域の「覚醒下確認」、「覚醒下テスト換気」が実施できるという利点も提供した。

特定の患者では、覚醒下 SAGFBI は、従来の覚醒下 FBI や覚醒下ビデオ喉頭鏡検査よりも利点がある。その成功率と失敗率を評価し、付随する合併症を特定するには、より多くの研究が必要である。その後、困難気道アルゴリズムにおけるその位置がさらに確立される可能性がある。

フェンタニルやレミフェンタニルを十分使用し、口腔内の局所麻酔をしっかり行ってからやれば、非常に安全で確実な挿管法であろう。

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