麻酔法、外科的ストレス、脊椎手術後の認知機能障害の関係:無作為化試験

脊椎2.png・手術に伴う外傷は、術後の認知機能障害をきたす可能性のある全身性炎症性変化を引き起こすことが知られている。本研究では、著者らは、術後の炎症性変化、細胞性免疫、認知機能障害に関して、硬膜外麻酔プロトコルの効果を従来の麻酔の効果と比較した。

・胸腰椎多椎間の除圧術および融合を受けた年齢 45-60 歳の 48 人の患者は、2 群のいずれかに無作為に割り当てられた:1 群1(27 人の患者)は硬膜外麻酔と全身麻酔を併用、その後 48 時間硬膜外鎮痛を行った手術、および 2 群(21 人の患者)が全身麻酔を受け、手術後の伝統的なオピオイド疼痛管理を行った。複数の時点で、疼痛管理、認知機能、細胞性免疫、炎症マーカーに関するデータが収集された。

1 群の患者は、2 群の患者よりも疼痛度が低く、全身性炎症が少なく、細胞性免疫機能障害が少なく、術後認知機能障害が少なかった。

多椎間の胸腰椎除圧融合手術後の 48 時間に、硬膜外麻酔と全身麻酔を併用??した後の術後硬膜外鎮痛は、疼痛管理、細胞性免疫機能、全身性炎症、術後認知機能に有意に好ましい効果をもたらした。
POINT多椎間の胸腰部脊椎手術で、硬膜外麻酔を併用した全身麻酔と術後硬膜外鎮痛によって、全身麻酔単独よりも、術後転帰が良好であったと。

硬膜外穿刺は、手術予定の椎間のやや下から行うにしても、硬膜外カテーテルは穿刺部位から挿入するのだろうか、それとも術野から挿入留置するのだろうか?

【出典】
Relationship among anesthesia technique, surgical stress, and cognitive dysfunction following spinal surgery: a randomized trial.
J Neurosurg Spine. 2019 Sep 6:1-8. doi: 10.3171/2019.4.SPINE184. [Epub ahead of print]

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント