帝王切開のための脊椎麻酔後の低血圧の予防:無作為化対照試験の系統的レビューとネットワークメタ分析

低血圧4.png・帝王切開の脊椎麻酔は、一般に母体の低血圧を引き起こす。この系統的レビューとネットワークメタ分析は、帝王切開で脊椎麻酔を受ける女性の低血圧を防ぐ方法を比較した。

・著者らは、MEDLINE、Embase、Web of Science を 2018 年 12 月まで検索して、低血圧を防ぐための介入と別の介入または非介入対照を比較した無作為化比較試験を選択した。言語制限はしなかった。2 人のレビューアが、試験の特性、方法、結果に関するデータを抽出した。個々の試験のバイアスリスク(コクランツール)とエビデンスの質(GRADE チェックリスト)を評価した。

・109 件の試験(8561 人の女性)と、結果的に 30 種の直接比較を行った 12 件の異なる方法を評価した。OR(95%CI)でランク付けされた手法で、最も効果の高いものから最も効果の低いものまで以下のようであった:ノルエピネフリン 0.13(0.06-0.28)、フェニレフリン 0.18(0.11-0.29)、下肢圧迫 0.25(0.14-0.43)、エフェドリン 0.28(0.18-0.43);麻酔導入前に投与された膠質液 0.38(0.24-0.61)、アンジオテンシン 2、0.12(0.02-0.75)、麻酔導入後の膠質液投与 0.52(0.30-0.90)、メフェンテルミン 0.09(0.01-1.30)、麻酔導入後の晶質液投与 0.78(0.46-1.31)、麻酔導入前の晶質液投与 1.16(0.76-1.79)。フェニレフリンは、対照と比較して母体の徐脈を引き起こした OR(95%CI)0.23(0.07-0.79)。エフェドリンは、フェニレフリンよりも臍帯動脈血 pH を下げた、標準化平均差(95%CI)0.78(0.47-1.49)。

・著者らは、脊椎麻酔による帝王切開時の低血圧を防ぐために、健康な女性には昇圧剤を投与すべきであると結論付けている。

推奨される昇圧剤としては、昔はエフェドリン(子宮血流を障害しない)→フェニレフリン(エフェドリンよりも臍帯血 pH を下げない)→ノルアドレナリン(フェニレフリンよりも徐脈にならない)と変遷してきている。

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