32655 人の産科患者における硬膜穿刺後頭痛の 10 年間後向き研究

頭痛19.png・偶発的硬膜穿刺と硬膜穿刺後頭痛は、分娩時の脊柱管麻酔の合併症としてよく知られている。本研究の主な目的は、大学関連三次医療センターで 10 年間に脊柱管麻酔を受けた全ての妊産婦で、硬膜穿刺後頭痛と硬膜外血液パッチの割合を特定することであった。2 番目の目標は、硬膜穿刺後頭痛による退院の遅れを特定することであった。

・2006 年 1 月 1 日から 2015 年 12 月 31 日まで、ストーニーブルックメディカルセンターの分娩室で脊柱管麻酔を受けた全患者の後ろ向き分析を実施した。この期間中、標準化された脊柱管麻酔材料が使用された。脊柱管麻酔を受け、偶発的硬膜穿刺をきたした患者および/または硬膜穿刺後頭痛を発症した患者すべてについて、診療録レビューを実施した。

実施された 32,655 件の脊柱管麻酔のうち、298人(0.9%)の患者が硬膜穿刺後頭痛をきたした。硬膜穿刺後頭痛を発症した全患者の分析では、150 人(50.3%)の患者が 1 回以上の硬膜外血液パッチを受けていた。全体として、19 人(0.06%)の患者は、硬膜穿刺後頭痛により退院が遅れた。

大学関連三次医療センターの妊産婦では、脊柱管麻酔後の硬膜穿刺後頭痛の発生率は比較的低かった(1%未満)。硬膜穿刺後頭痛が非常に重度と評価された患者は、少なくとも 1 回の硬膜外血液パッチ処置を受ける可能性が高かった。硬膜穿刺後頭痛は、脊柱管麻酔のよく知られた合併症であり、退院の遅れにつながる可能性がある。
POINT大学関連三次医療センターで、妊産婦の硬膜穿刺後頭痛の頻度は 1% 未満であり、重症者は硬膜外血液パッチを 1 回以上受けていた。
【出典】
A ten-year retrospective study of post-dural puncture headache in 32,655 obstetric patients.
Can J Anaesth. 2019 Sep 17. doi: 10.1007/s12630-019-01486-6. [Epub ahead of print]

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