脊柱管麻酔と全身麻酔の併用は、待機的開腹大動脈瘤修復術後の周術期転帰を有意に改善する

・開腹腹部腹部大動脈瘤2.png大動脈瘤(AAA)修復のコンテキストでの脊柱管麻酔(NA)の使用のエビデンスは希薄である。本研究の目的は、待機的開腹 AAA 修復に際して、全身麻酔と脊柱管麻酔の併用 vs 脊柱管麻酔を併用しない全身麻酔(GA)の 90 日転帰を調査することであった。

・2003 年から 2016 年までのオンタリオ州の健康管理データを使用して、後ろ向きの集団ベースのコホート研究を実施した。開腹 AAA を NA vs GA で受けた患者を、診断、手術、支払いコードを使用して同定した。NA の傾向スコアを使用して、治療加重回帰モデルの逆確率を構築し、90 日間の死亡率、主要有害心血管イベント(MACE)、急性腎障害(AKI)、透析、呼吸不全、人工呼吸日数、ICU 在室期間。在院期間、自宅退院の差を評価した。

・合計 10,477 人の待機的開腹 AAA 修復術が確認され、9003 人(85%)の NA と 1444 人(14%)の GA 患者であった。脊柱管麻酔患者は、全死因死亡(ハザード比[HR]、0.47; 95%信頼区間[CI]、0.37-0.61;P<0.0001)、MACE(HR、0.72; 95%CI、0.60- 0.86、P=0.0002)、脳梗塞(HR、0.54; 95%CI、0.31-0.96、P=0.04)のハザードが有意に低かった。さらに、NA 患者は AKI(オッズ比[OR]、0.66; 95%CI、0.49-0.89、P=0.0058)、呼吸不全(OR、0.41; 95%CI、0.36-0.47、P<0.0001)、四肢合併症(OR、0.30; 95%CI、0.25-0.37、P<0.0001)のオッズが低く、自宅退院(OR、1.32; 95%CI、1.15-1.51、P<0.0001)がオッズが有意に高かった。NA は、人工呼吸期間と ICU 在室機関、入院期間の有意な利点にも関連していた。

開腹 AAA 修復患者の NA は、90 日の死亡率、MACE、脳梗塞、AKI、透析、呼吸不全、四肢合併症のリスク低下、人工呼吸期間、ICU および入院期間の短縮、ならびに自宅退院の高い可能性と関連している。NA は、開腹 AAA 修復における全身麻酔の標準的な補助手段として考慮されるべきである。
POINTAAA に対する開腹手術では、硬膜外麻酔は必須だ。

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