急性低酸素性呼吸不全の成人患者における挿管前の前酸素化:無作為化試験のネットワークメタ分析

人工呼吸器 老人・急性低酸素性呼吸不全の患者は、気管挿管中に生命を脅かす合併症のリスクがある。前酸素化は、低酸素血症と挿管関連の合併症のリスクを減らすのに役立つ可能性がある。このネットワークメタ分析は、急性低酸素性呼吸不全の成人患者における前酸素化法の有効性と安全性をまとめたものである。

・PubMed、EMBASE、Cochrane Library Central Register of Controlled Trials で、2019 年 4 月まで、急性低酸素性呼吸不全患者の挿管前の前酸素化として、従来の酸素療法(COT)、高流量鼻カニューレ(HFNC)、非侵襲的換気(NIV)、および HFNC と NIV の使用を研究した無作為化比較試験(RCT)を検索した。引用の一次審査、研究選択、データ抽出、バイアスリスクの評価は、2 人の著者によって別々に実施された。主要評価項目は、挿管処置中の最低の SpO2 であった。

・7 件の RCT(959 人の患者)が含まれた。NIV で前酸素化した患者は、COT(平均差、MD 5.53、95%CI 2.71、8.34)と HFNC(MD 3.58、95%CI 0.59、6.57)で治療された患者よりも有意に酸素飽和度低下が少なかった。NIV(オッズ比、OR 0.43、95%CI 0.21、0.87)と HFNC(OR 0.49、95%CI 0.28、0.88)の両方で、COT より挿管関連合併症のリスクが低くなった。前酸素化中の NIV、HFNC、COT、HFNC と NIVの使用に有意な死亡率の差はなかった。

急性低酸素性呼吸不全の成人患者では、NIV は安全でおそらく最も効果的な前酸素化法である。
POINT急性低酸素性呼吸不全患者の前酸素の方法としては、非侵襲的換気がもっとも安全で効果的である。

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