■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/09/27

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (c_______) (t__________) : 化学[的]伝達物質

(2) (_________y) : 開頭[術]

(3) (c________________) (s_________) : 心肺停止/循環呼吸停止

(4) (b____) (g_______) : 血液型判定

(5) (____________n) : 幻覚


[解答]
(1)chemical transmitter(2)craniotomy
(3)cardiorespiratory standstill(4)blood grouping
(5)hallucination


[出典] 麻酔科学用語集 第3版




【問題2】(代謝・内分泌) 次の病態のうち、anion gap正常、すなわち高クロル血症性アシドーシスを呈するのはどれか?
1) サリチル酸中毒
3) ケトアシドーシス
5) メチルアルコール中毒
2) 乳酸アシドーシス
4) 塩化アンモニウム投与


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[解説] AG(anion gap)=[Na+]−[Cl-]−[HCO3-]の正常値は12±4mEq/l.代謝性アシドーシスの原因を明らかにする上できわめて有用な指標である。代謝性アシドーシスのうち、一次的なHCO3-の減少分がClー以外の陰イオンで補充される場合、AGが増加する(AG増加型=酸の獲得を意味する)。一方、HCO3-の減少分だけClーが補充される場合には、Na+濃度が変わらなければ、AGは不変で高クロル血症性アシドーシス(AG正常型=重炭酸の喪失を意味する)と呼ばれる。増加する場合:酸産生増加(糖尿病性ケトアシドーシス、アルコール性ケトアシドーシス、乳酸アシドーシス、飢餓性アシドーシス)、酸排泄減少(腎不全)、毒物摂取(メタノール、サリチル酸、パラアルデヒド、エチレングリコール)::AG正常の場合;腎尿細管性アシドーシス、下痢、手術後ドレナージ、低アルドステロン症、ダイアモックス使用、塩化アンモニウム投与、高カロリー輸液


[正解] 4 [出典] 救急医学Vol18-No4-p462




【問題3】(呼吸) 気胸の治療で、虚脱度(Kircherの測定法)がどれくらいであれば積極的に胸腔ドレナージを行うか?
1) >45%
3) >30%
5) 虚脱度は指標にはならない
2) >15%
4) >60%


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[解説] 肺虚脱の程度を示すKircherの測定法により、(1)<15%:若年者の場合安静。COLDなどを有する高齢者では慢性呼吸不全の増悪をきたすので、小さい気胸でも胸腔内チューブを挿入。 (2)15〜30%:エラスター針などで穿刺脱気。 (3)>30%:胸腔内チューブドレナージ、持続吸引−5〜−10cmH2O。エアリークがなくなり肺の再膨脹を確認し、24時間ウォーターシールまたはチューブクランプで肺虚脱を認めなければ、チューブをバルサルバ法で抜去する。以上の処置で肺の再膨脹を認めなかったり、1週間以上エアリークが続く時は手術を考慮する。


[正解] 3 [出典] 手術直後の患者管理P68




【問題4】(麻酔薬) 次の吸入麻酔薬のうち生体内代謝率がもっとも高いのはどれか?
1) イソフルレン
3) エンフルレン
5) ハロセン
2) デスフルレン
4) セボフルレン


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[解説] 吸入麻酔薬の生体内代謝率:メトキシフルレン=30〜50%、ハロセン=15%、エンフルレン=2〜5%、セボフルレン=2〜3%、イソフルレン=0.2%、デスフルレン=0.02%、笑気=0%。


[正解] 5 [出典]

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