腹囲は、超音波で推定される妊婦の硬膜外の深さと強い相関関係がある:前向き観察研究

腹囲を計測.png・妊婦の脊柱の処置前超音波検査により、所望の椎間腔を特定し、針の軌道と推定される針の深さを予測できる。本研究の目的は、超音波で推定される硬膜外の深さ(ED)と腹囲(AG)、肥満指数(BMI)、体重、身長、年齢との相関関係を評価することであった。

・本前向き観察研究では、皮膚から硬膜外腔までの深さの超音波推定値を得るために、横正中面(TP)と傍正中矢状斜面(PSO)の L3-4間隙で超音波画像診断を行った。脊髄硬膜外併用麻酔は、L3-4 間隙で行われた。AG、BMI、年齢、身長、体重が全ての妊婦について記録された。

・130 人の参加者からのデータが分析された。推定 ED は TP で 56.5±9.5mm、PSO で 57.5±±9.3mm であり、実際の硬膜外深度は57.9±±9.4mmであった。ED と AG の相関係数は、TP で 0.797(95%CI 0.727-0.854、p<0.001)、PSO で 0.803(95%CI 0.733-0.857、p<0.001)であった。 ED と BMI の相関係数は、TP で 0.543(95%CI 0.405-0.661、p<0.001)、PSO で 0.566(95%CI 0.428-0.680、p<0.001)であった。ED と体重の相関係数は、TP で 0.593(CI=0.466-0.695、p<0.001)、PSO で 0.615(CI=0.500-0.716、p<0.001)であった。身長と年齢は、ED との有意な相関はなかった。

腹囲は、妊婦の超音波で推定される硬膜外の深さと強い相関関係がある。
POINT腹囲が大きいほど、硬膜外腔は深いところにある。
【出典】
Abdominal girth has a strong correlation with ultrasound-estimated epidural depth in parturients: a prospective observational study.
J Anesth. 2019 Apr;33(2):273-278. doi: 10.1007/s00540-019-02621-9. Epub 2019 Feb 8.

memo

硬膜外の深さを見るエコー断面硬膜外の深さを見るエコー断面.png

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