■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/10/01

MCQ2.png



【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (_______a) : 知覚

(2) (d___) (v___) (t_________) : 深部静脈血栓

(3) (a_________) (r_____) : 麻酔記録

(4) (____________r) : 触覚計

(5) (t________) : 閾値/限界値


[解答]
(1)esthesia(2)deep vein thrombosis
(3)anesthesia record(4)esthesiometer
(5)threshold


[出典] 麻酔科学用語集 第3版




【問題2】(外傷・出血・感染) 外傷患者のショックについて用いられる一次ショックとは次のどれか?
1) 血液量減少性ショック
3) 神経原性ショック
5) アナフィラキシーショック
2) 心原性ショック
4) 感染性ショック


    ▼

    ▼

    ▼

[解説] 一次ショック(primary shock)と二次ショック(secondary shock):主に外傷患者のショックについて用いられる用語であり、一次ショック=受傷直後のショックで、劇痛、驚愕などによる神経原性ショックであり、自然に回復する。二次ショックは受傷後しばらくして発生するショックで、大量出血や心機能障害などが原因となる。


[正解] 3 [出典] 救急認定医診療指診P174



【問題3】(血液凝固) 血液凝固について正しいのはどれか。

ア:体外循環では、凝固因子の V 、 VIII およびフィブリノーゲンが欠乏しやすい。

イ:体外循環中、活性化凝固時間の短縮がアンチトロンビン III 減少によると考えられたときは、ヘパリンを増量する。

ウ:過量のプロタミンによる凝固時間の延長と、残存ヘパリンによるそれとを区別するには、トロンビン時間を測定すればよい。

エ:一次線維素溶解では、血中にフィブリノリジンが存在する。

    ▼

    ▼

    ▼

[解説] 体外循環では、線維素溶解、第 V ・ VIII 因子・フィブリノゲン・プラスミノゲン・血小板数の減少、血小板機能低下、補体活性化が認められる。体外循環中、ACT(≧4000秒に維持)の短縮ががAT III 減少によると考えられる場合、成人では2単位の新鮮凍結血漿投与で容易にAT III 活性は回復する。過量のプロタミン(ヘパリンの約1/100の抗凝固作用)による凝固時間の延長と、残存ヘパリンによるそれとを区別するには、トロンビン時間(ヘパリン残存では延長)を測定すればよい。一次線維素溶解とは、先行する血栓形成がないのに、組織プラスミノゲンアクチベータが血中へ流入し、プラスミノゲンをプラスミン(フィブリノリジン)へ活性化し、線維素溶解を起こすものである。


[正解] (ア)、(ウ)、(エ) [出典] 第29回麻酔指導医認定筆記試験:A13




【問題4】(心臓・血管) 周術期心筋梗塞は、(  )に最も多い。
1) 手術当日
3) 術後2〜3日
5) 術後1週間前後
2) 術後4〜5日
4) 術中


    ▼

    ▼

    ▼

[解説] 周術期心筋梗塞は、術後2〜3病日に最も多い。その死亡率は手術時以外の心筋梗塞にの死亡率に比べてはるかに高い(50〜70%)。理由は、おそらく周術期心筋梗塞は一般に「無症候性」であるため、治療が行われないためであろう。


[正解] 3 [出典] 心臓手術の麻酔P6

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント