同種輸血と外科的肝癌切除後再発との関連

肝癌.png同種輸血が肝細胞癌切除後の生存または癌再発に影響するかどうかについては、矛盾するエビデンスがある。

・著者らは、中央値(IQR[範囲])45(21-78[0-162])ヵ月間にわたって、肝細胞切除を受けた 1469 人の患者を追跡し、そのうち 626 人(43%)が手術後 7 日以内に輸血を受けた。無病生存と患者生存の両方を、比例ハザード回帰モデルと治療の逆確率重みつき推定法を使用して測定した。著者らは、輸血赤血球単位数と癌再発および生存との関連性に制限 3 次スプライン回帰モデルを使用した。

周術期輸血は、肝細胞癌切除後の生存と癌再発と独立して関連していることがわかった。輸血と癌再発および全死因死亡率との関連性についての調整ハザード比(95%CI)は 1.3(1.1-1.4) と 1.9(1.6-2.3)で、両方とも p<0.001であった。輸血された単位数が多いほど、癌再発がより起こりやすく、生存期間は短くなった。

輸血単位数の関連は、癌再発については非線形であり、全死因死亡については線形反応であった。
POINT周術期の輸血は、肝細胞癌切除後の生存と癌再発と有意に関連している。
【出典】
The association of allogeneic blood transfusion and the recurrence of hepatic cancer after surgical resection.
Anaesthesia. 2019 Oct 1. doi: 10.1111/anae.14862. [Epub ahead of print]

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