■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/10/07

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (p________) (d________) (c_______) : 肺拡散能

(2) (c____) (r_____) : 咳反射

(3) (m________) (o______) (i________) : モノアミン酸化酵素阻害薬/MAO阻害薬

(4) (m__________) (c________) : 粘液線毛クリアランス

(5) (a________) (i________) : 自律神経失調


[解答]
(1)pulmonary diffusing capacity(2)cough reflex
(3)monoamine oxidase inhibitor(4)mucociliary clearance
(5)autonomic imbalance


[出典] 麻酔科学用語集 第3版





【問題2】(脳神経外科の麻酔) 血液脳関門を通過しやすいものには○、通過しにくいものには×をつけよ。
ア:水
ウ:アルブミン
イ:マンニトール
エ:スコポラミン

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[解説] スコポラミンは血液脳関門を通過し、健忘、鎮静作用を起こす。アトロピンも血液脳関門を通過する。


[正解] ア:○ イ:× ウ:× エ:○ [出典] 麻酔科クリニカル問題集



【問題3】(麻酔のメカニズム) 次のうち正しいのはどれか。

ア:麻酔は脳のATP含有量を低下させないといわれている。

イ:麻酔薬はルシフェリン-ルシフェラーゼモデルで発光現象を阻害する。

ウ:Overton-Meyer のリポイド説は、麻酔薬がシナプスの脂質膜を可逆的に変性することを意味する。

エ:ナロキソンはエンフルレンの麻酔効果に拮抗する。

オ:圧拮抗(pressure reversal)は、麻酔薬による細胞膜の容積増加を抑制することによる。


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[解説] 脳のATP含量は麻酔薬によって少ししか変化しない。むしろ増加させる。麻酔薬はルシフェリン-ルシフェラーゼモデルで発光現象を阻害する。1901年Overton & Meyerは、麻酔薬はオリーブ油への溶解度が強いほど麻酔作用が強いことを報告し、麻酔薬が細胞のリポイドに溶解し細胞の機能を低下させて麻酔を引き起こすと考えた。ナロキソンはエンフルレンその他の揮発性麻酔薬の麻酔効果には拮抗しない。笑気の鎮痛効果に拮抗するとする報告はある。麻酔は膜の疎水部分に麻酔薬が結合して、ある閾値の体積以上に膨脹するとかかり(換言すると、麻酔は常に一定の値以上の性の余剰体積を示す)、加圧によってその体積が変化すれば拮抗される。


[正解] (ア)、(イ)、(オ) [出典] 第27回麻酔指導医認定筆記試験:A2


■ これって常識? ■
終末期呼吸困難には,モルヒネの全身投与,吸入が有効

1)モルヒネは呼吸中枢に作用して,感受性を低下させ呼吸数を減らす.
2)気道にはオピオイドレセプターがあり,モルヒネの吸入も気道の浮腫,狭窄,癌性リンパ管症に有効なときがある.


[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識〜緩和ケア編

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