腹腔鏡下胆嚢摘出術中の頭蓋内圧に及ぼす低圧および高圧二酸化炭素気腹の影響

腹部内視鏡手術.png腹腔鏡手術は、頭蓋内圧の上昇と神経学的合併症の危険因子である。まれではあるが、予後が重篤となることがある。

・腹腔鏡下胆嚢摘出術の患者 101 人を登録し、2 群に無作為化した:術中の低圧 8 mm Hg(A 群)と高圧 14 mm Hg(B 群)の二酸化炭素気腹。50 人の患者が A 群に、51 人の患者が B 群に属していた。頭蓋内圧は、超音波検査を使用して視神経鞘径(ONSD)を測定することで推定した。ベースライン ONSD を記録し、続いて以下の時点で ONSD を記録した。麻酔導入時、30 分、45 分、手術終了時、術後 30 分。

・人口統計学と併存疾患の点で両群は同等であった。A 群の平均年齢は 45 歳で、B 群の平均年齢は 45.75 歳であった。手術の最もよく見られる適応は症候性胆石疾患であった。A 群のベースライン ONSD は 0.427±±0.0459 mm であったが、B 群では 0.412±±0.0412 mm であった。気腹部導入 30 分後と麻酔後 30 分まで、ONSD の有意な上昇があった(p<0.05)。低圧群では 7 人(14%)で ICP が有意に上昇したのに対し、高圧群では 20 人(39%)の患者で ICP が有意に上昇した(p<(0.05)。

腹腔鏡下胆嚢摘出術中の低圧気腹と比較して、高圧気腹は頭蓋内圧の有意な上昇を引き起こす。これは、超音波検査による ONSD 測定によりモニターでき、完全に非侵襲的である。

気腹によって頭蓋内圧が上昇するのか。二酸化炭素分圧上昇→脳血流上昇→頭蓋内圧上昇というメカニズムなのかな。気腹圧も低いに越したことないということだな。

【出典】
Effects of low- and high-pressure carbon dioxide pneumoperitoneum on intracranial pressure during laparoscopic cholecystectomy.
Surg Endosc. 2019 Oct 15. doi: 10.1007/s00464-019-07207-w. [Epub ahead of print]

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