■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/10/03

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (a_______) (c__________) : イオン活動度係数/活動度係数

(2) (V_______) (s____) : バルサルバ(Valsalva)洞

(3) (s________) : しゃっくり/吃逆

(4) (____________y) : 高張/高浸透性/緊張亢進

(5) (___________n) : 絞窄/狭窄


[解答]
(1)activity coefficient(2)Valsalva sinus
(3)singultus(4)hypertonicity
(5)constriction


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(モニター) パルスオキシメータについて誤っているのはどれか。

ア:SpO2測定に用いられる波長は660nmと940nmである。

イ:メトヘモグロビン血症では、SaO2が85%以上の時SpO2は低く表示される。

ウ:一酸化炭素中毒では、SpO2はSaO2よりも高く表示される。

エ:高ビリルビン血症ではSpO2はSaO2よりも低く表示される。

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[解説] SpO2測定に用いられる波長は、赤色光(660nm)と赤外線(940nm)である。メトヘモグロビンの酸素飽和度は85%に等しい吸光度を示すため、その増加に伴って、85%に近付く方向で変化する。すなわち、酸素飽和度が高い場合(>85%)読みは真の値より低くなり、飽和度が低い場合(<80%)は高く出る。一酸化炭素中毒では、COHbの量にほぼ等しい量だけSpO2は、真の酸素飽和度よりも高く表示される。高ビリルビン血症はSpO2測定上なんら問題を生じない。


[正解] (エ) [出典] 第32回麻酔指導医認定筆記試験:B22




【問題3】(外傷・出血・感染) ヘモグロビン尿は、freeHbがいくら以上になると認められるか?
1) 50mg/ml
3) 150mg/ml
5) 250mg/ml
2) 100mg/ml
4) 200mg/ml


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[解説] 血管内溶血が起こると遊離したHbは直ちに血清中のハプトグロビンと結合しHpHb複合体を形成する。Hpの結合能を越えると遊離Hbはそのまま尿中に排泄される。ヘモグロビン尿は、freeHb>150mg/mlで認められる。原因としては不適合輸血、広範囲熱傷、蛇毒による溶血、溶血性貧血などがある。尿糖は、血糖値>170mg/dlで認められる。


[正解] 3 [出典] クリティカル記憶術1P36




【問題4】(外傷・出血・感染) 次の鎮痛薬のうちナロキソンによって呼吸抑制が拮抗されにくいのはどれか?
1) アルフェンタニール
3) ペンタゾシン
5) ブプレノルフィン
2) モルヒネ
4) フェンタニール


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[解説] 呼吸抑制はオピオイド投与の重篤な合併症の一つである。延髄にある呼吸中枢を抑制し、呼吸数、1回換気量、分時換気量の低下、CO2換気応答の抑制が生じる。とくに呼吸数の減少が著明である。例えば、モルヒネは分時換気量を2〜4時間抑制するが、CO2換気応答の抑制は18時間も続くことがある。また、ブプレノルフィンは2峰性の長時間の呼吸抑制が認められている。作動−抑制薬は鎮痛作用と同様に呼吸抑制についてもceiling effectがあるとされる。一般にオピオイドによる呼吸抑制はナロキソンにより拮抗できるが、ブプレノルフィンでは拮抗されにくい。


[正解] 5 [出典] 手術直後の患者管理P43

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