婦人科腹腔鏡検査後の急性術後痛の予測因子の特定

腹部内視鏡手術.png・婦人科腹腔鏡検査後の痛みは軽微であると想定されているが、多くの女性は麻酔回復室(PACU)で術後の予期しない痛みに苦しんでいる。これらの患者を事前に特定することは、効果的な鎮痛にとって重要である。そこで、婦人科腹腔鏡検査後の術後急性疼痛の予測因子を調査しようとした。

・婦人科腹腔鏡検査を受ける 280 人の患者のデータを分析した。データには、人口統計学的特性、以前の産科/婦人科の手術歴、月経困難症の重症度を含む月経型、婦人科ホルモン投与歴、手術データ(手術時間、子宮内膜症の重症度、癒着、ドレナージ挿入、術式)が含まれた。単変量解析と二項ロジスティック回帰を使用して、婦人科腹腔鏡検査後の PACU の相当な痛みの予測因子を評価した。

280 人の患者のうち、115 人(41%)が PACU で術後の相当な痛みに苦しんでいた。月経困難症の程度が重篤になるつれて(なし→軽度→中度→重度)、PACU での相当な痛みのリスクは 2.9 倍に増加した(オッズ比[OR]2.92、95% 信頼区間[CI]2.11-4.03、P<0.001)。さらに、子宮外妊娠のために腹腔鏡検査を受ける患者は、他の患者と比較して相当な痛みのリスクが高かった(OR 3.11、95%CI 1.36-7.12、P=0.007)。他の要因は、相当な痛みとの有意な関連を示さなかった。

術前の重症の月経困難症の患者および子宮外妊娠のために腹腔鏡検査を受ける患者は、迅速かつ積極的な鎮痛介入が行われよう、PACU で相当な術後疼痛のリスクが高いと考えるべきである。特に、月経困難症の重症度は、婦人科腹腔鏡検査後の相当な痛みの有用な予測因子として臨床的に価値がある。

月経困難症の重症度が、術後痛と相関があるとは!月経困難症が疼痛過敏性を誘発していたりするのだろうか。

【出典】
Identification of predictors for acute postoperative pain after gynecological laparoscopy (STROBE-compliant article).
Medicine (Baltimore). 2019 Oct;98(42):e17621. doi: 10.1097/MD.0000000000017621.

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