■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/10/30

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【問題1】(麻酔科学用語) 以下の略語のフルスペルと意味を答えよ。
(1) ICU (2) AMP (3) t1/2 (4) HF (5) AKBR

[解答]
(1)intensive care unit:集中治療室
(2)adenosine monophosphate:アデノシン一リン酸
(3)half-life:半減期
(4)hemofiltration:血液濾過
(5)arterial keton body ratio:動脈血中ケトン体比



[出典] 麻酔科学用語集 第3版




【問題2】(心臓・血管) 前胸部叩打法が初期治療として不適当であるのはどれか?
1) 高度房室ブロック
3) 心室頻拍
5) 心静止
2) 心室細動
4) 発作性上室性頻拍症


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[解説] 前胸部叩打法は、心電図装着下に患者の胸骨下1/3をねらい、30cmの高さから強く叩く。適応:心静止、高度房室ブロック、心室頻拍、心室細動.発作性上室性頻拍症では前胸部叩打法の適応はない。心室頻拍では33.3%に、心室細動では6.7%の症例で、心拍は正常リズムに戻るという報告がある。


[正解] 4 [出典] 救急医療実践ハンドブックP16



【問題3】(麻酔装置) 正しいのはどれか。

ア:酸素は−119度以下になると液化することができる。

イ:亜酸化窒素のピン方式配管端末器のピン穴の角度は180度である。

ウ:医療用空気の品質はCO:5ppm以下、CO2:1000ppm以下と規定されている。

エ:充填直後の亜酸化窒素ボンベは1割が気体である。

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[解説] 酸素の液化臨界温度は−118度である。亜酸化窒素のピン方式配管端末器のピン穴の角度は135±1/2度である。医療用空気の品質は、①油分:0.5mg/m3未満、②水分:配管圧力下の露点5度未満、③CO:5ppm以下、④CO2:1000ppm以下、とされている。液化臨界温度が36.5度である亜酸化窒素は、それより低い室温では液化して大量に充填されている。全部を液体で満たした状態では、少しの温度上昇でも液体膨脹による急激な圧力上昇のため容器が破裂するので、新しい亜酸化窒素ボンベは9割を液体、1割を気体が占めるように充填してある。


[正解] (ア)、(ウ)、(エ) [出典] 第33回麻酔指導医認定筆記試験:A34




【問題4】(呼吸) 酸素解離曲線を左方移動させるものはどれか?
1) 2・3DPG増加
3) pH減少
5) COヘモグロビン
2) 温度上昇
4) 激しい運動


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[解説] 体温上昇、PaCO2上昇、2、3DPG増加、H+の増加は酸素解離曲線を右方に偏位させる。温度や物質の増加は右(酸素解離曲線はそもそも右上がりである)に移動させる。
●右方移動させる直接因子:温度上昇、pH減少、PCO2上昇、2・3DPG増加、激しい運動、無機イオン、異常ヘモグロビン
●左方移動させる直接因子:温度下降、pH増加、PCO2減少、2・3DPG減少、COヘモグロビン、胎児ヘモグロビン、メトヘモグロビン



[正解] 5 [出典]

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