鼡径ヘルニア手術後の術後尿閉に及ぼす術中フォーリーカテーテルの影響

フォーリーカテーテル.png・鼡径ヘルニア手術中にフォーリーカテーテル(FC)がよく使用される。ただし、術後尿閉(POUR)に及ぼす術中 FC 使用の影響はよく理解されていない。

・著者らは、6.5 年にわたって南カリフォルニアカイザーパーマネンテ医療センター 15 施設での 27,012 件の鼡径ヘルニア手術に際して緊急治療または ED への予定外再来を検討した。

合計で、23??9 人(0.88%)の患者が POUR で緊急治療/ED に再来した[男性 235(98%) vs 女性4(2%)]。全体で、POUR は年齢とともに増加した(P<0.00001)。POUR は、全身麻酔を使用した開腹修復術の方が、監視下麻酔管理の局所麻酔よりも高かった(0.7% vs 0.3%、P<0.0001)。5,017 件の腹腔鏡手術のうち、28% が FC を使用していた。POUR は開腹手術よりも腹腔鏡手術の方が多かった(2.21 vs 0.58%、P<0.00001)が、腹腔鏡下アプローチでの術中 FC ありと FC なしの間で POUR に差はなかった(2.36%vs 2.15%、P=0.33)。全腹腔鏡手術で、術中 FC 有りと FC 無しを比較すると、7 日または 30 日以内の尿路感染に差はなかった(P=0.28)。

開腹鼡径ヘルニア修復のための全身麻酔を避けることで POUR を最小限に抑える可能性があるが、術中 FC の使用は腹腔鏡下鼡径ヘルニア修復の POUR や尿路感染率に影響しない。

ほ〜、そうなのか。でも、短時間で確実に終了できる場合は、導尿カテーテルは必要ないかな。

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