■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/10/31

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【問題1】(麻酔科学用語) 以下の略語のフルスペルと意味を答えよ。
(1) N&V (2) PAOP (3) CIS (4) SWM (5) CBF

[解答]
(1)nausea and vomiting:悪心・嘔吐
(2)pulmonary artery occulusion pressure:肺動脈閉塞圧
(3)carcinoma in situ:上皮内癌
(4)segmental wall motion:区域壁運動
(5)cerebral blood flow:脳血流



[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(循環生理) 次のうち正しいのはどれか。

ア:脳血流量は、PaCO2=20〜80mmHgの範囲では直線的に変化する。

イ:冠動脈の抵抗血管を拡張させる薬物は冠動脈狭窄患者に有利である。

ウ:低酸素血症により、門脈血流量は増加する。

エ:神経性肺水腫は透過性亢進型肺水腫である。

オ:腎血流の自己調節が働くのは、平均動脈圧60〜150mmHgの範囲である。


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[解説] 脳血流量は、PaCO2=20〜80mmHgの範囲ではPaCO21mmHgの変化に対して4%(=2ml/100g/分)増加する。抵抗血管=細小動脈を拡張させる薬物では、側副路血流が多くなり、狭窄部では更に血流減少→虚血増強の恐れがある(coronary steel現象)。NTGは比較的太い冠動脈を拡張させるためcoronary steel現象は起こらない。低酸素血症により門脈血流量は減少する。神経性肺水腫は、交感神経系発射が細静脈攣縮を起こし、肺毛細管床圧を上昇させることにより発生すると考えられている。腎血流の自己調節が働くのは、平均動脈圧60〜180mmHgの範囲である。


[正解] (ア)、(オ) [出典] 第32回麻酔指導医認定筆記試験:A5



【問題3】(循環生理) 脈圧について正しいのはどれか?

ア:動脈管離断により減少する。

イ:大動脈縮窄症の遠位では減少する。

ウ:洞性徐脈により減少する。

エ:循環血液量不足で増大する。

オ:足背動脈では橈骨動脈より大きい。


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[解説] 動脈管開存症の場合、拡張期には大動脈から肺動脈へのシャントのために、拡張期圧は下降し、脈圧は増大している。動脈管離断により肺動脈へのシャントが消失すると、拡張期圧が上昇し、脈圧は減少する。大動脈縮窄症の遠位では血流量が少なく、血管内容量も減少しているので脈圧は減少する。洞性徐脈では脈圧は増大する。循環血液量不足では1回拍出量の減少、末梢血管抵抗の増加、および血管内容量の減少により脈圧は減少する。動脈圧波は末梢に進むにつれて変形する。peaking現象により、心臓から遠ざかるにつれ収縮期圧は上昇し拡張期圧は下降するので、脈圧は増す。


[正解] (ア)、(イ)、(オ) [出典] 第35回麻酔指導医認定筆記試験:A25





【問題4】(肝・腎・消化管) A型・B型・C型肝炎ウイルスのうち、肝炎発症初期に急性腎不全を時に合併することがあるのはどれか?
1) A型・B型
4) B型・C型
2) B型
5) A型
3) C型


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[解説] A型では肝炎発症初期に急性腎不全を合併することがある。


[正解] 5 [出典] 内科レジデント実践マニュアルP166

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