ロボット補助根治的膀胱切除後の麻酔からの回復:2 種類の異なる筋弛緩拮抗

ロボット手術.png・ロボット補助根治的膀胱切除術(RARC)中に、特定の手術条件(急峻なトレンデレンブルグ体位、長時間気腹、手術最終段階までの効果的な筋弛緩)が転帰を大きく損なう可能性がある。本研究の目的は、異なる拮抗を受ける 2 群の患者で、術後嘔気嘔吐(PONV)とイレウスの発生率、覚醒時の認知機能の質を評価することであった。

・本無作為化試験では、膀胱癌の RARC に対して手術予定の ASA-PS≦III の患者は、2 群に無作為化された。スガマデクス(S)群では、患者は記し漢訳の拮抗薬としてスガマデクス 2mg/kg を、ネオスチグミン(N)群には、拮抗は、ネオスチグミン 0.04mg/kg+アトロピン 0.02mg/kg で得られた。PONV は、麻酔後 30 分、6 時間、24 時間で評価された。術後認知機能と腸管蠕動再開までの時間も調査した。

・合計 109 人の患者が分析された(S 群で 54 人、N 群で 55 人)。早期 PONV の発生率は S 群で低かったが、統計的に有意ではなかった(S 群 25.9% vs N 群 29%; p=0.711)。ミニメンタルステートテストの平均値は、N 群よりも S 群の方が高かった(手術後 1 時間:29.3(29; 30) vs 27.6(27; 30)、p=0.007;手術 4 時間後:29.5(30; 30) vs. 28.4(28; 30)、p=0.05)

スガマデクス投与とネオスチグミン使用後の PONV の有意な減少は観察されなかった。ミニメンタルステートテストの平均値は、S 群の方が大きかった。

スガマデクスの方がネオスチグミンよりも、筋弛緩回復が速く確実なので、精神運動状態の回復も良好だ。

【出典】
Recovery from Anesthesia after Robotic-Assisted Radical Cystectomy: Two Different Reversals of Neuromuscular Blockade.
J Clin Med. 2019 Oct 24;8(11). pii: E1774. doi: 10.3390/jcm8111774.

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