■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/11/12

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (c______________) (e________) : 心肺危機

(2) (m_________) (s_______) : 筋無力症候群

(3) (f______) : 絶食/飢餓

(4) (v_____) (e_______) : 静脈塞栓

(5) (h____) (f______) : 心不全


[解答]
(1)cardiopulmonary emergency(2)myasthenic syndrome
(3)fasting(4)venous embolism
(5)heart failure


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(脳神経外科の麻酔) 脳動脈瘤について正しい記述はどれか。

ア:Laplaceの法則から考えて、径が大きいほど、壁内外圧較差が大きいほど脳動脈瘤は破裂しやすい。

イ:遅発性脳血管攣縮は、ニトログリセリンに反応して拡張する。

ウ:脳動脈瘤の再破裂は、破裂後第1日目に最も起こりやすい。

エ:脳血管攣縮があるときには、積極的に過換気を行う。

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[解説] 脳動脈瘤の再破裂は、2週間以内に20−30%で起こる。7%は48時間以内に再破裂を起こす。脳血管攣縮は血管外の血液によって起きるといわれる。初めの攣縮は一時的であり、ニトログリセリンやニトロプルシッドに反応する。典型的な遅発性脳血管攣縮は、破裂後数日してから、クモ膜下出血を起こして入院した患者の30−40%で起こり、難治性である。破裂によって脳血管攣縮がある場合には、過換気は禁忌である。


[正解] (ア)、(ウ) [出典] 麻酔科クリニカル問題集



【問題3】(産科麻酔) 産科麻酔について正しいのはどれか?

ア:妊婦のヘモグロビン値は妊娠中期までに15%増加する。

イ:母体の平均動脈圧が40%以上低下すると子宮血流量が減少する。

ウ:子宮血管抵抗は子宮収縮や分娩中は増加する。

エ:妊婦の部分トロンボプラスチン時間(PTT)は短縮する。

オ:妊婦の肺胞換気量は70%増加する。


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[解説] ア:×:妊婦のヘモグロビン値は妊娠中期までに15%減少する。血液量は増えるが、血球増加よりも血漿量の増加が大きいので、妊娠中は相対的貧血の状態となる。
イ:×:母体の平均動脈圧が25%以上低下すると子宮血流量が減少する。
ウ:○:子宮血管抵抗は子宮収縮や分娩中は増加する。ケタミン(1.5mg/kg以上)やオキシトシンの静注、早期胎盤剥離でも子宮血管抵抗は増加する。
エ:○:妊婦のプロトロンビン時間(PT)、部分トロンボプラスチン時間(PTT)は短縮する。
オ:○:妊婦の肺胞換気量は70%増加する。妊婦の1回換気量は40%増加、呼吸数は15%増加する。妊婦の全肺気量は5%低下する。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p412-419



【問題4】(肺循環) 肺循環について正しいのはどれか。

ア:局所のPAO2が50mmHg以下になると、その領域の毛細血管血流量は増加する。

イ:健常人で心拍出量が4倍に増加すると、肺動脈圧は約2倍に上昇する。

ウ:一側肺換気にしても、、非換気側の肺血流量は変わらない。

エ:低酸素血症は、血管拡張薬投与によって増悪する。

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[解説] PAO2≦70mmHgの肺胞低酸素症は、その肺胞に血液を供給している肺動脈の収縮を起こす。健常人で心拍出量が2倍に増加すると、肺動脈圧は4倍に上昇する。心拍出量増加に伴い肺動脈圧は急峻に上昇するようになる。一側肺換気にすると、非換気側では低酸素性肺血管収縮が起こり、肺血流量が低下する。血管拡張薬投与は、低酸素性肺血管収縮(換気血流比の不均衡を是正しようとする)を抑制し低酸素症を増悪させる。


[正解] (エ) [出典] 第30回麻酔指導医認定筆記試験:B1

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