股関節骨折に対する術前大腿神経ブロック:メタ分析を伴う系統的レビュー

大腿骨頸部骨折5.png・股関節骨折患者の術前疼痛管理は複雑である。大腿神経ブロック(FNB)は股関節骨折に使用され、痛みと全身的鎮痛の需要を軽減する。本研究の目的は、股関節骨折患者に対する単回施行の FNB の有効性を体系的に調査することであった。

・5 つのデータベースを創始から 2019 年 5 月 8 日まで検索した。股関節骨折患者の疼痛緩和を評価した無作為化比較試験(RCT)を含めた。介入は、全身鎮痛剤(オピオイド、非ステロイド系抗炎症薬、パラセタモールなど)と比較した術前 FNB であった。評価された主要評価項目は、術前の痛みとレスキュー鎮痛剤の使用であった。副次評価項目は認知障害であった。著者らは、バイアス評価、メタ分析、エビデンスの確実性の格付けを提示している。

・手術の 30 分以上前に参加者に FNB を施行した 5 件の試験(n=254)を含めた。すべてがバイアスリスクが高いと判断された。全研究で、介入群では対照群と比較して少なくとも 1 回、疼痛スコアが有意に低かったことが分かった。疼痛の主要評価項目に関するメタ分析は有意性を示した。介入群の視覚的アナログ尺度での平均差は、-2.13 点(cm)(CI:-3.53、-0.72)であったが、確実性は低いと判断された。

股関節骨折の術前の単回施行の FNB を裏付けるエビデンスの量は非常に少なく、股関節骨折の術前の単回施行 FNB を裏付けるエビデンスの確実性は低い。超音波ガイド技術を使用した研究は確認されていない。非超音波ガイド下 FNB に関するデータは、全身鎮痛剤の使用と比較して疼痛スコアの低下を示唆している。

大腿神経ブロックはしないようりはした方が疼痛緩和には有効だろうが、コストパフォーマンスがどうかだな。

【出典】
Pre‐operative femoral nerve block for hip fracture?A systematic review with meta‐analysis
Acta Anaesthesiologica Scandinavica First published: 09 October 2019

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