深い筋弛緩のためのロクロニウム持続注入:系統的レビューとメタ分析

ロクロニウム.png・ロクロニウムは、拮抗剤スガマデクスとの結合関係により、使用が増加している筋弛緩薬である。その持続注入は、より深いレベルの筋弛緩(NMB)の維持に役立ち、毎日の外科麻酔の改善された安定した解決策を保証する。これは、高度の筋弛緩(PTC 0-2)のためにロクロニウム持続注入を使用する場合の、ロクロニウム注入に関する現在のアプローチと、モニタリングパラメーターに関する系統的レビューである。

・データベース検索には、2019 年 2 月 28 日まで世界中の出版物が含まれた。調査された主要評価項目は、使用されたロクロニウムの量、手術条件、スガマデクス標準用量投与後の回復時間であった。副次評価項目には、ロクロニウム投与と筋弛緩モニタリングの方法論的特徴が含まれる。メタ分析を実施して、外科的状態の効果の平均差を評価した後、不均一性と感度分析を実施した。

・8 件の無作為化試験が適格であると特定された。3 つの研究により、高度の筋弛緩の維持には中等度の NMB に関連してロクロニウムの平均差 0.251 mg/kg /時(95% 信頼区間=0.169-0.334)が必要であり、外科的状態が有意に改善された(平均差=0.653、95% 信頼区間= 0.451-0.856、5 点スケール、6 件の研究のデータを含む)。スガマデクス投与後の拮抗に関する結果を提示した研究は 2 件のみであった。そのため、NMB の回復を完了するのに必要な時間に関して、有意な結果は得られなかった。

深い筋弛緩のためのロクロニウム持続注入は、筋弛緩の維持と安定性に関して固有の利点を有する。今後の研究では、方法論的アプローチと、このアプローチの利点/欠点に取り組む必要がある。

中等度の筋弛緩状態よりも深い筋弛緩を維持するためには、0.251 mg/kg /時だけ維持投与量を増加させる必要があるようだ。

【出典】
Rocuronium Continuous Infusion for Profound Neuromuscular Blockade: A Systematic Review and Meta-analysis.
Clin Neuropharmacol. 2019 Nov/Dec;42(6):203-210. doi: 10.1097/WNF.0000000000000366.

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