頭蓋内血行再建術を受ける小児の最適な人工呼吸器設定を決定する方程式の導出と検証:単施設後向き研究

麻酔器7.png・もやもや病に対する手術に際し、特に麻酔導入直後に、全身麻酔を受ける小児の正常炭酸ガスを維持するための適切な人工呼吸器の設定を決めるのは困難である。著者らは、適切な人工呼吸器の設定を予測するための方程式を導き、この方程式の精度を検証するために、本研究を実施した。

・当院でモヤモヤ病の脳血管再生を受けた年齢 18 歳未満の小児患者 91 人を対象とした後ろ向き研究である。58 人の患者が方程式の導出に使用され、後続の 33 人の患者が方程式の検証に使用された。正常炭酸ガス濃度(動脈二酸化炭素の推定分圧 38-42 mmHg)の分時換気量全値の中央値と、1 回換気量が 8 mL/kg 体重であるという仮定に基づいて、正常炭酸ガス濃度を達成するために必要な呼吸数を計算した。正常炭酸ガスを達成するのに必要な呼吸数を年齢で表わした導出データセットから回帰式を導き出した。係数を最も近い整数に丸めることにより、方程式を単純化した。式から予測された呼吸数と実際に必要な呼吸数との間一致°は、ブランド・アルトマン分析を使用して検証群で評価した。

導出された方程式は、1 回換気量= 8 mL/kg 体重、呼吸数=(24-年齢)/分である。検証群のブランド・アルトマン分析により、予測呼吸数と実際の呼吸数の平均バイアスは 0.29(標準偏差、3.67)であることが明らかになった。予測回数が実際の回数±10% と ±20% 以内であった場合の割合は、それぞれ 42.4% と 66.7% であった。

・著者らは、モヤモヤ病の小児の全身麻酔中に正常炭酸ガスを達成するために必要な人工呼吸器の設定を予測するために、単純で、容易に適用できる方程式を導き出し検証した。
POINT小児麻酔で、正常炭酸ガスを維持するための呼吸回数を推定する式として「24−年齢」を導出し検証した。

SRHAD式では、呼吸回数は「心拍数÷4」だ。
Q:全身麻酔中の人工呼吸器の設定はどうするか?

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