超音波検査で評価された婦人科手術中の無気肺に及ぼす呼気終末陽圧/リクルートメント手技と、呼気終末圧ゼロの効果との比較:無作為化比較試験

無気肺.png・全身麻酔中に、ほとんどの患者は無気肺を発症し、これは術後の肺合併症を促進する。周術期の肺保護を調査した RCT は、術後の肺合併症を一貫して減らすことができなかった。超音波画像診断は、さまざまな保護換気戦略の効果を確認するのに役立つ可能性があるが、これは試験で検証されていない。本研究の目的は、超音波検査を使用して、肺保護換気対策が周術期無気肺を軽減するかどうかを評価することであった。

・婦人科開腹手術を受ける女性を対象に、患者および評価者を対象とした前向き無作為化対照試験を実施した。被験者は、肺保護または呼気終末圧ゼロ化(ZEEP、リクルートメント操作[RM]なし)のいずれかに無作為された。肺保護には、30 分ごとに PEEP(7 cm H2O)と RM を実施した。肺超音波検査は、事前に定義された 5 つの時点で行われた。主要評価項目は、覚醒前の肺超音波検査スコア(LUS)の群間差であった。LUS が低いほど肺の通気が良好であることを示している。

・45 人の女性(年齢 34-85 歳)を募集した。覚醒前の平均(標準偏差)LUS は、肺保護に無作為化された女性(6.1[3.7])の方が、ZEEP に無作為化された女性(11.7[3.9]と比較して低かった(群平均間の差の 95% 信頼区間[-7.9〜-3.2]、P<0.0001)。この差は抜管後には持続せず、ZEEP を受けるように無作為化された女性(7.7[3.1])と比較して、術中肺保護を受けた女性の平均 LUS (7.0[4.1])は同様であった。

・肺超音波検査によって評価されたように、術中の PEEP/RM は全身麻酔中の通気損失を減少させた。しかし、術中の換気戦略に関係なく、抜管後には同程度の通気損失が観察された。
POINTPEEP と肺加圧操作を使用した肺保護換気を行っても、覚醒前には有効な無気肺予防効果があったが、抜管後には ZEEP と同様な無気肺が生じた。

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