■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/11/21

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (p_________) (a________) : 先取り鎮痛/先制鎮痛/予防的鎮痛/先行鎮痛

(2) (r________) (n____) (p________) : 反回神経麻痺

(3) (w____) (i_____) : 水摂取[量]

(4) (c_________) (p_______) (p_______) : 持続陽圧

(5) (_______n) : 輸液/注入


[解答]
(1)preemptive analgesia(2)recurrent nerve paralysis
(3)water intake(4)continuous positive pressure
(5)infusion


[出典] 麻酔科学用語集 第3版




【問題2】(外傷・出血・感染) ワーファリンによる抗凝固療法施行中の患者にビタミンKを静注した場合、PTはどれくらいの時間で正常化するか?
1) 1時間〜2時間
3) 3〜6時間
5) 24〜36時間
2) 30分〜1時間
4) 6〜12時間


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[解説] ワーファリンの抗凝固作用は、ビタミンKの静注により拮抗できる。ビタミンKを静注すれば、肝機能が正常なら3〜6時間程度で正常化する。


[正解] 3 [出典] モニタリングから何が分るかP125


【トラブル・シューティング】〜麻酔緊急Vol.2p62

(喘息)『麻酔中の喘息発作』

●麻酔中喘息発作の予見:麻酔前1週間の好酸球数・割合の推移、増加時期は容易に喘息発作を起こしうる。7%前後が発作境界値。10%でも低下傾向であれば発作を起こすことは少ない。 ●麻酔前の準備:発作の可能性が高い患者では、500ml点滴+ヒドロコルチゾン・アミノフィリン5mg/kg/3〜4hr ●発作の診断:吸引チューブが抵抗なく挿入できることでチューブの屈曲を除外、吸引刺激で喘鳴や気道内圧の増大は発作を疑う。 ●発作の治療:高濃度吸入麻酔薬+アミノフィリンで効果なければ積極的にエピネフリン0.2μg/kg静注、ほとんどの症例で段階的に改善。







【問題3】(中枢神経) 血液脳関門が健在であるとき、脳圧が上昇するのは次のどの場合か。

ア:5%ブドウ糖液を輸液する場合。

イ:血中グルコースが高い(600mg/dl以上)ので、インスリン投与により急速に血中グルコース値を正常に戻した場合。

ウ:高ナトリウム血症であったので、血中ナトリウム値を急速に正常化させた場合。

エ:尿毒症を急速に改善した場合。

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[解説] ブドウ糖単独の輸液剤の大量輸液は頭蓋内圧上昇をきたす。ブドウ糖は血液脳関門を容易に通過し、時間経過につれて脳内濃度に比べて血中ブドウ糖濃度の低下が大きくなり、脳細胞外液の方が高張となって水を保持するためである。インスリンによる急激な血糖の低下は、脳細胞の浸透圧変化により脳浮腫をもたらす。高Na血症の場合、Na濃度の低い溶液を急速に輸液すると脳浮腫を引き起こす危険性がある。尿毒症を血液透析により急速に改善すると、脳組織の溶質>血液の溶質→脳への水の移動→頭蓋内圧亢進=脳性不均衡症侯群を招来する。


[正解] 全て [出典] 第26回麻酔指導医認定筆記試験:B12

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